まきくま山

まきくま山の備忘録。 山歩き・美味しいもの・愉快な仲間


8月6日(日)蓼科山に行ってきた。
八ヶ岳に登った最初は……黒百合ヒュッテから天狗岳かな。(ちと記憶があいまい)
あれはもう8年くらい前のこと。帰りの電車で小淵沢駅の名物弁当「元気甲斐」を食べた。
genkikai.jpg

その包みに安西水丸の八ヶ岳のイラストがあって、その中に今日自分の登った山の名前「天狗岳」を見つけ、「えーーーっ? あたしってあの有名な八ヶ岳に登ったんだ!」、とマヌケなことを言い、みんなに笑われたことを思い出す。(あー、つまりは昔っからお笑い路線だったということがよくわかるエピソードなわけです)。若い頃よく八ヶ岳に登ったという水丸さんのイラストだから、それはとてもとても楽しげで編み笠から蓼科まで山々の連なりが描かれていた。
genki-2.jpg
これを見ながら、いつかこの峰峰を全部つなぐことができればいいな、と漠然と思っていた。

それから、年に何度も八ヶ岳にお世話になった。残雪と新緑の八ヶ岳から真夏の八ヶ岳まで。数年前には冬山デビューをやはり八ヶ岳で果たした。いつの間にか南から北までほとんどの線がつながった。そして、最後に残ったのが一番北の蓼科だった。3年位前の6月、麦草峠から北上して北横ヒュッテに泊まり次の日には二子池から天祥寺原に出てそのまま蓼科に登るはずだった。が、思いのほか多い残雪に苦労し時間切れ、蓼科山をあきらめたのだ。それからも幾度となく八ヶ岳には行っているのになぜか残っていた蓼科。

前置きが長くなったが、ま、そんなわけで出かけたのである。

前日は調布ICに近い実家にお泊りした。5時におきてみたら玄関のところにおにぎりが置いてあった。お母さんありがとう! メモには「梅ばかりでごめんね」とある。でも、海苔でまいたのととろろ昆布でまいたのと2種類あるらしい。うしし、やるな、わが母。
ザックにおにぎりを入れて出発。
中央道をとばして、登山口の女神茶屋まで2時間ちょっと。

女神茶屋の駐車場。
女神茶屋駐車場
準備をして、7:20ころ歩き出した。
しばらくは唐松林のなかを行く。
唐松林
傾斜もゆるゆる。まだまだ眠たいからだにはちょうどいい感じの道。
次第に道は斜度をまし、岩ごろになるが、次々と現れる花で気がまぎれ疲れは感じない。花好きでよかった
チダケサシクガイソウ
チダケサシにクガイソウ
イチヤクソウアオチドリ?ダイサギソウ
イチヤクソウとアオチドリ?
ヤマオダマキミネウスユキソウ
ヤマオダマキとミネウスユキソウ

ときどき展望が開け、八ヶ岳の山並みが望める。2005_0806tateshina0047.jpg
山の上にむくむくと夏の雲。この時間でもうこんなに霞んでしまうのか。あの端っこからずーっとつないできたんだな、と思うとちょっと感慨深い。
道はますます斜度をあげる。きれいな円錐形の山を直線的に登っていく道なので、とにかくぐんぐん登るばかり。ロスはゼロだ。自分の足で踏んでいる斜面の角度と山のラインを重ね合わせて感じ取り、いま自分はどのへんかしらんと鳥の目になって考える。
さらに岩ごろの道をぐんぐん登ると明るいところに出た。北八の象徴、縞枯れ現象がこの山でも見られる。
縞枯れ
9:00 ココはちょうど縞模様の真っ只中。これも鳥の目になってちょっと引いてみるとたのしい景色だ。
まもなく木がなくなって、いきなりこんな不思議な岩岩の場所へ。
岩ごろ
これが蓼科の頂上地帯だ。ペンキマークにしたがって進む。空は青く、気持ちのよい風が吹いている。
山頂はこんな岩が積み重なるだだっ広い広場のようなところ。蓼科神社奥宮の小さな祠と標識がなければ、どこが山頂なんだかなー、な山頂だ。
山頂
9:40山頂。2530.3メートル。山登りというよりもハイキングなノリのひとが次から次へと登ってくる。なので、この山名標識の板は引っ張りだこ。
ん?背後の空は秋の空のようだ。
平べったい山頂の西側には山名を記した方位盤がある。そこまで、3-4分かかる。いかに山頂が広いか……。あんな遠くまでいけないよお、と泣きを入れている若い男子がいるくらい、ここの山頂は広い。
あんまり人が多いのでさっさと退散することに。
蓼科山頂ヒュッテの脇を通ったら、
氷
かき氷の旗。思い切り惹かれるが、ぐっとガマンして下り始める。
かなりの急斜面を登りも下りも大勢の人間が行くものだから、ちょっと怖い。声を掛けあい譲り合いながら降りること20分。
ビール
蓼科山荘のある将軍平に出る。ここで急なくだりは終わり! となぜか自分勝手な勘違いをしたまきくまはビールを注文。ひたし豆もついて500円。きんきんに冷えたビールが、朝の山の空気にあうこと! ここで持参のおにぎりも出してひとり宴会。「編笠から蓼科までつながっちゃったもんね」一人祝いを敢行した。
飲みながら地図を再び見ると、

天祥寺原まで1時間。急なくだりが残ってるやん!!!!


確かに、2時間以上急登してきたのに、下りがたったの20分ですむわけないのだ。なんで、そんなことに気付かないんだろ。ビールでふーらふらしながら、気分は、
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
こんな感じで進む。早起きだったもんな。
道は完全な樹林帯。足元は雨が降ったら川になるらしい土のえぐれた道だ。
当然(えばるな!) 何度もすっころびつつがんがん降りると、急に平坦になったかと思うと、一転して明るい笹原に出る。ここが天祥寺原だ。
笹原
唐松のむこうに蓼科山の優美な姿が見える。
程なく、大河原峠からの道に突き当たる。ここで右に曲がり竜源橋を目指す。
天祥寺原
ここからは一度通ったことのある道なので、ちょっと安心。しかし、このあたりはほとんど人もいないので、熊の恐怖とちょっぴり戦いつつ、ぐんぐん進む。

ほとんどんだらかな道を、ひたすら西へとすすむ。

蓼科山
ときおり見える蓼科山の端正な姿。
今度は秋に出かけよう。澄み切った空気の元で360度の大展望を楽しみたい。
そうだ雪が降ったらまたこよう。


竜源寺橋12:30 
そこから車道を女神茶屋まで戻ること30分。日帰り登山にはうってつけの山だった。

これからは、何度も何度も登りそうだな。


わ~い一番乗り~
蓼科は二年前に視界30センチのガスに巻かれて敗退してんだよな~。
また行かなきゃ!
お弁当の包みが水丸さんて、素敵だな~←反応するとこちゃう(笑)

って書いてて思い出した・・・敗退は乗鞍岳でした(^^ゞ
2006/09/11(月) 12:27:19 | |食う寝るさんだ-す@おひす #EBUSheBA[ 編集]

食う寝るさん
蓼科と乗鞍ねえ。たしかにちょーーーーー似てます!
元気甲斐けっこううまいですよ。わたしは大好きです。もちろんイラスト込みでね。
2006/09/12(火) 00:29:38 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
そう言えば
どこかのブログで蓼科山で熱中症になりかけたって書いていたような・・。
まきくまさんも暑い時期でしたね。如何でしたか?
とにもかくにも楽しそうで羨ましいかぎりです。

はい
2006/09/12(火) 07:54:58 | |河童 #-[ 編集]

蓼科、4月に登りました。雪がたくさんあって、まっきーさんのレポの風景とはぜんぜん違ってたなぁ。夏は山深いですね。頂上はゴロゴロですけど。でも、あのゴロゴロの広い頂上、結構気にいりました。
元気甲斐弁当、超気になる。こんどみつけてみます!
2006/09/12(火) 11:06:15 | |まゆ太 #-[ 編集]

蓼科かぁ
行った事ない・・・
肥えかけて・・・ちゃう
声かけてくれたら いかったバッテン
頂上の石ころだらけは、雪の方が面白いかも。

私もナビ子付けたし、近場を一人でまずは制覇めざすぞ!!v-221 
元気甲斐は駅しか?
そして中身の写真こそ重要なのに!!v-386
2006/09/12(火) 12:54:13 | |ロビン@会社よん #9h7fMKrk[ 編集]

河童さん
たしかに暑かったです。頂上は風があったのでさわやかだったのですが、くだりの樹林帯は暑かった。もっとも行動時間がそれほど長くはないので、まあ、おもいきり汗かいたってかんじでした。

まゆ太さん
元気甲斐おいしいよー。
ひきこもりはねえ、自分にやさしくなれるいいチャンスだよー。やさしい味のもの食べて、よく寝ることです。って言いながら、なんじゃい、たっくさんでかけてるじゃんっ!!!

ロビンさん
そっかー。一緒にいけばよかったなりねー。
冬に行こうよ。雪のとき。
熱燗しよう!(運転はロビ姉だぁ)
元気甲斐の中身は2段の重でおいしいです。オススメしますよん。
2006/09/12(火) 20:04:19 | |まきくま@お仕事 #E5Upi6Fk[ 編集]
いいなぁ
八ヶ岳繋がってよかったですねぇ
私もその辺りを残すのみです。来年持ち越しかなぁ
秋は忙しそうだし
2006/09/12(火) 20:09:09 | |たここ@宮一 #USldnCAg[ 編集]

いいでしょー。けっこううれしいっす。でもね、南北に線をつなげたってだけで、実は阿弥陀にまだなのだ。
次回は阿弥陀に挑戦です。
てか、南がつながってるきみはマジすごい。
2006/09/12(火) 21:56:29 | |まきくま@お仕事 #E5Upi6Fk[ 編集]

おめでとうございます!
週末に八ヶ岳に登って次に行くときは天狗岳に絶対登ろうと思いました。
蓼科山ももう一度、急登を登って山頂でお弁当を食べたいです。(コンビニのおにぎりだけど)
2006/09/12(火) 23:22:44 | |T@ka #-[ 編集]

T@ka さん
おー、久しぶりです。いらっしゃいませ~。赤岳だtったんですね。そんなわけで阿弥陀はまだなので、うらやまし。そうそう、天狗もいいですよ。私がいちばんたくさん登っている頂かもしれません。眺めも最高ですよー。次回は是非!
八ヶ岳は東京の人間にはほんとにありがたいステキなお山ですよね。
2006/09/13(水) 00:06:27 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

瑞がきと八つも繋げたいっす。奥多摩駅から蓼科なんて、なんかしびれるー

もちろん黒戸登山口から観音平もね。けっこう平地歩きも好きっす。
2006/09/13(水) 12:57:53 | |たここ #USldnCAg[ 編集]

蓼科は冬はもっといいですよ。
子供に帰って遊べますよ!!
2006/09/13(水) 17:34:29 | |10歩 #-[ 編集]

冬の八、いいですねぇ~。

って、ご挨拶が遅くなりました。
今回のビアマウントオフ。幹事大変お疲れ様でした。
まきくまさんの心配りで、大変楽しい一夜でした。
ホテル泊まりにして正解だったみたいだね。
まきくまさんちやロビンさんちだったら、翌日の結婚式、ぜ~~ったい遅刻だったもんね。

またどこかお山でご一緒させてね。
2006/09/13(水) 20:12:07 | |木曽駒 #6wH.DH8I[ 編集]

私も後で登ったので懐かしく拝見。生旨そうって姉さん、私は我慢の子だったのだ。汗でぶっ飛ばしたな~(^^)

元気甲斐を弁当屋さんが開発するところを昔テレビでみたよ。大分昔。なんていったかな~傾きかけた店を復活させるような番組だったような。
その道の専門家が立会いメニューなどを考えって試行錯誤の上に誕生した弁当だったような。
懐かしいな~私何歳の時見たんだろう。10代だったことは間違いない。
2006/09/13(水) 21:23:56 | |ふうろ #-[ 編集]

たここ
>奥多摩駅から蓼科
んん? それすごいなあ
>もちろん黒戸登山口から観音平
それも魅力的。スカッと晴れた秋の日に歩きたいかな。たここはそういう渋いこというからさあ、年寄りくさいのだ。

10歩さん
冬、是非行きたいです。実を言うと、冬いくための下見って意味もあったりして、、、、。だって、そんなに危険じゃなくて景色いいかな、と思って。甘いかなあ?

木曽駒さん
うん、泊まってもらったら酒あれではすまなかったねー。結婚式は大切です! で、今度は笠なの? 超うらやまし。

ふうろさん
そうそう、あのすぐ後にふうろさん一人で行ったよね。この倍以上あるいてたぞ。ビール最高でした。
2006/09/14(木) 00:52:57 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
なるほど
この母があって、今ののびのびした、まきくまさんがいるんですね。
おにぎり美味しかったですか?
私は一番好きな具は山では梅ですね。
明太子も好きなんですが、おにぎりに入れるとあまり美味しく感じないんですよ?
もちろん一番嫌いな具はおわかりだと思いますが…

京王線沿線で育つと、中央高速は便利ですね。帰りのトンネル渋滞が気になりますが。

蓼科近辺は、車でかなり通った場所でもあり、
懐かしく読ませて頂きました。
中学校の時も八ヶ岳のどこかに登らせられましたが、どこだったのか思いだせないのが残念です。
そういえば、昔にブログあったら高尾山だけでカテゴリー作れそうです。
そうそう、私の数少ない赤岳の山レポも覗いて下さいね。
http://hiroyuki-hondo.seesaa.net/article/16388007.html
2006/12/31(日) 17:14:54 | |hiroyuki #RSx9Hk0E[ 編集]
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