まきくま山

まきくま山の備忘録。 山歩き・美味しいもの・愉快な仲間


ねぶた見物の翌朝は八甲田登山です。
お宿はまいどの酸ヶ湯温泉。今回は素泊まりで朝ごはんにお弁当を作ってもらいました。

下山後、夕方5時過ぎに出るあけぼのに乗らなければいけない。
市内はねぶたの大混雑で渋滞も予想される。
つまりは昼過ぎに下山しなければならない。
てことは、ロープウエイの始発を待っていたのでは遅すぎる。
というわけで、今回はじめてロープウエイを使わずに酸ヶ湯温泉から頂上を目指すことに。
山を歩きたいまきくま&ゆっきーにはうれしい、歩きたくない牛には酷な計画とあいなりました。

6時玄関集合の予定が、なぜか6時15分になります。 ゆっきー すまぬ!
宿が用意してくれたほっかほかのおにぎり弁当を背負って出発です!

酸ヶ湯温泉の一段上にあるインフォメーションセンターの駐車場の脇をぬけて登山道に入ります。
すぐにブナの深い森に入り、ゆるやかな登りを、さらにゆるゆると登っていきます。森の下草の密集度と勢いに東北の山の豊かさを感じます。

歩き始めて30分ほどで南八甲田のたおやかな峰々がみえてきました。

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ああ、山にきたんだなあ、気持ちいいなあ。

40分くらい歩いたところで、朝ごはんにいたしましょう。
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大きなおにぎり2つに豪華なおかずの2段弁当。 でも、牛さん 寡黙です。だいじょうぶかなあ・・・
暑さに弱いゆっきーは、ずっとうちわであおいでます。確かに、熱いです。

沢の音と、硫黄のにおいがしてくると、八甲田が火山であることを物語るこんな場所にでました。
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ガスに注意とのカンバンもあったので、足早に通り過ぎます。

谷沿いに少し急な坂を登るとハイマツ帯にでます。振り返れば、遠い空に、ぽっかりと岩木山が浮かんで見えました。
「山という字の形だから岩木山だよ!」
牛も声を弾ませています。 

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写真ではわからないですよね。
でも、うっすらでも、なんでも、見えると気持ちが上がる山なんだなあ、お岩木さまは。

ハイマツもまた勢いがあって、山の力を感じます。やはり雪が深いところは植物が元気なのかな。独特の香りが肺の中に広がって、夏山の喜びをしみじみ感じていたら、登りはまたゆるやかに・・・というか、ほぼ平坦になりまして、木道に出ました。足元にはさらさらときれいな水が流れています。
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風も涼しく感じます。

ほどなく仙人岱ヒュッテのある湿原へ。
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このあたりは、登山者が踏み荒らして湿原が消滅したらしいです。ロープを張って植生保護していました。
みちのくの山の力も、オーバーユースに悲鳴をあげているよう。
そして、2人の後ろに見えているのが、目指す八甲田大岳です。

そして、ここからしばらくがすばらしいお花畑になっていました。
一番いいのは7月なのでしょうか。終わっていた花も多かったですが、それでも、今年お初のお花畑に歓声が上がります。

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左から、ウサギ耳のつもりのゆっきー、喜ぶ牛、写真を撮るまきくま。

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ヨツバシオガマ
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ウサギギク
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白と黄色のラブリーなお花畑。
ハクサンチドリ、チングルマ、イワイチョウ、ウメバチソウなども咲いていました。

写真を撮りながらゆっくり登っていくと、その上にこんな美しい池が現れました。
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水が豊かな山はお花も豊かですよね。

このあたりから道は少し急になってきて、ぐんぐん高度をあげていきます。
振り返れば、
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きゃっほー!!
南八甲田の峰々。

そして、また、
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こんなきれいな池。

気持ちのよい空。
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ああーーー、おいてかないでーーー。

頂上には、まきくまの大好きなイワギキョウがまっていてくれました。
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頂上までCT2時間20分、私たちもお弁当を食べたり、写真を撮ったりで2時間30分の道のりでした。
こんなお手軽で、この景色、この充実感!
ビバ! 八甲田! です。

帰りは、上毛無岱、下毛無岱の二つの湿原を通って、酸ヶ湯温泉に下ります。
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このまま飛んで行けそな気分ですな。
牛も楽しそう。 よかった・・・

そして、早くも眼下に毛無岱の広大な湿原が見えてきました。
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わかりますか? 白い土が見えているところの向こう、下の方に湿原があります。

まずは大岳避難小屋まで、かなり急な道をぐんぐん下ります。ほんの15分ですが、けっこうきつい下りです。

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大岳避難小屋と井戸岳。井戸岳に重なるように向こうにみえているのが、赤倉岳でしょうか。大岳、井戸岳、赤倉岳と八甲田三山を縦走したいところですが、今回は時間の制約があるので断念。
そのまま毛無岱へと下るコースを選びました。

避難小屋からさらに灌木帯をぐんぐん下りまして、30分ほどで上毛無岱の湿原に出ました。
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一面のキンコウカ。 なんとかわいいこと!

振り返れば八甲田三山。
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普通に歩くゆっきーと、小芝居に余念のない牛。

湿原の中のウッドデッキでゆっくりまったり、2度目のお弁当タイム。朝だけではとても食べきれなかったので、残りをここでいただきます。
ただ、日差しが強く、暑いのには参りました。

そして、このルートのハイライトはここ。
上毛無岱から、めちゃくちゃ急な階段を降りていくと・・・

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下の湿原がパーッと広がります!

しかし、ここの階段といったら、もう、半端なく急なので、景色を見るときはちゃんと立ち止まらないと、ころげ落ちそうになりますので、要注意です。
階段の急っぷりを写真に収めたかったのですが、どう撮ってもその急っぷりが伝わらないので、あえて言葉だけでお伝えすることにします。
とにかく、すごいんですよ。その急なことといったら。
そして、その景色の素晴らしさと言ったら!!!!!

で、下毛無岱に降り立つと、上毛無岱と同じような感じで、ちょっとがっかりしたりします。
つまりは、一面のキンコウカで、景色も晴れやかで、とっても素晴らしいんですけどね。
人間って身勝手なもんです。

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ギボウシもきれいでした。

湿原歩きを堪能して、やがてまたブナの樹林帯に入ります。
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大きなブナ。
この森がはぐくんでいるだろういきものたちのことをあれこれ思いながら、一足一足を惜しみつつ、ゆるゆると下っていきました。

酸ヶ湯に降りたのが、12時ちょうど。温泉をいただいて、すっかり元気になって、青森駅へ!
青森駅前の大黒寿司で、今が旬の絶品うにと地酒でまたーり。
そして、愛するあけぼのに乗って、帰ってきました。
終わり。

と言いたいところですが、最後にハプニングが!
そろそろ高崎かなあ、なんて思って起きてみたらあけぼのは、新潟県の六日町に停車中。
前の晩にあった北長岡での人身事故の影響で足止めを食っていたのです。
越後湯沢からの新幹線振替輸送を案内されるも、断固あけぼのを降りず、上野までこびっと乗って帰ってきました。
上野着4時間半遅れ。 こんなに乗れてラッキー、と思えるマニアな人々で、車内は不思議な幸福感があふれていたのでした。

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越後湯沢に停車中ののあけぼの。
ここで、朝ごはんを調達。
青い機関車は、長岡~上野を牽引するもの。上りも下りも明るい光で撮影できるのって、ほんと貴重なんすよー。


毛無岱、毛無岱!
私が八甲田に行きたいのはこの風景も見たいからなんです。いいな~。うらやましいな~。
以前に行った時、酸ヶ湯温泉からの登り口がわからなくて、ロープウエイからの登りに変更したり、ガスで登れなかったりと。。今期はぜったーい見たい景色なんです。いくぞぉ~。まきさんのレポでまた火がついた感じ♪
旅行とセットのお山、特に電車は旅情をかきたてるものがあります!最後は思わぬプラスαでよかったですね。
2014/08/11(月) 10:17:35 | |hiro #SFo5/nok[ 編集]

よかったにゃー
やっとこさ 天気に恵まれた八甲田。
初めて山の全容が明らかになった気がする(笑
酸ヶ湯から直接登って6時間かぁ
ガスが噴き出す荒涼とした姿ももってるのが意外でした。
牛さんも楽しめたようで何より♪
2014/08/12(火) 08:58:31 | |ろび #qIFa0De.[ 編集]

hiroちゃん
こんな景色、ほかにないと思うなあ。
尾瀬や苗場に匹敵するとおもいまつよ。
稜線の景色もまた格別。
なおかつ、青森駅からも青森空港からも、車で一時間という便利さ。だから、観光とセットも、ゆうゆうなんだよね。
私は、次回はぜひ紅葉のときに行きたいなあ。

ろび
やっとこさの晴天だからね。うれしさもひとしお。
お天気、当てたよねー、と言ったら、あんだけ通ってたんだから当たり前だ、と、うし。
ま、それはそうなんだけどさ、この夏は雨ばっかだから、なんかラッキーだったなあ、って、しみじみうれしくなるよ。
ろびもぜひ、でかけてみそ。
2014/08/14(木) 07:48:15 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
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