まきくま山

まきくま山の備忘録。 山歩き・美味しいもの・愉快な仲間


GW前半は山仲間のゆっきーと会津磐梯山に登ってきました。

観光旅行やスキーで何度も何度も眺めている磐梯山。
変化にとんだ魅力的な山容は、みなさんもご存じのとおり。
いつかこの脚で頂上に立って、その全容をたしかめてみたいと思い続けた山でした。
二転三転ののち、行く先が磐梯山に定まったのがなんと出発の2日前。まあ、よくある話ではありますが、決まったとなったら超特急で手配と準備が進んだのもいつもの通り。
そして、当日、珍しく余裕をもってでかけたのにもかかわらず、乗った電車が停止位置を大幅に越えてもたもたしている間に、乗るはずだった新幹線が行ってしまったというところも、まあ、いつものこと(爆)。

そんなこんなで、ゆっきに大幅に迷惑をかけますが、特急料金の半額返金とのことで、ま、よかったかも・・・な、笑い話にしてくれるのも、ゆっきーならでは。
いつもながらすまんこってす。
でも、今回ばかりは私のせいじゃないのだ! うん。

初日は雨・雪・風のなか、裏磐梯散策をあきらめ、喜多方で桜並木の見物。
スキーでおなじみとなった民宿に一泊して翌朝、磐梯山をめざしました。

この日、天気予報は、曇りのち晴れ。
とにかく午後には天気回復する見込みです。
前夜の雪で、登山道のトレースはいったんリセットされていることが予想されます。
よって、出発はあえてゆっくり。
ほかの登山者が入山するのを待って、8時すぎに八方台登山口を出発。
事前の情報で雪が深く氷化しているところもあるとのことだったので、最初から全歯アイゼンを装着しました。

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八方台駐車場。無料。
車中で様子見の登山者もちらほら。
雪は覚悟していたけれど、まさか新雪とは・・・

森は完全にグレーな世界。

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木々の幹も雪が吹き付けられて真っ白になっています。

森の中をさまようようにゆるゆると登って、40分ほどで廃墟となった中の湯跡へ。

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硫黄のにおいがたちこめていました。

そこから道は山道らしくなります。急な登りや、急斜面のトラバースも続出。先行者も、精確な道を拾いあぐねている様子で、なぜここを通るのか? というような場所を乗り越えていきます。
まったく、恥ずべきことですが、先行者のトレースをたどる危うい登山。
途中、トレースがささやぶのなかにつっこんだところで、牛から借りてきたGPSまで動員して現在地確認をしていたら、なんと、地図もコンパスもアイゼンももっていないという熟年夫婦が私たちの後ろに。そのまま引き返すことを強くお勧めし、お帰りいただきました。なんでも、2時間半で登れると聞いて軽い気持ちでやってきたとのこと。この寒さと雪のなか、ニット帽もかぶっていません。経験がないのかもしれませんが、それにしても、危険を察知する判断力の低さに驚かされます。
なんとか登山道を拾いながら、急斜面のトラバースが続く雪道を慎重に進みます。

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高度を上げるにしたがって、美しい霧氷の世界に。

しかし、喜んでばかりはいられません。曇りのはずが、頬をたたく冷たい雪とゴーゴーとうなりを上げる強風に悩まされながらの登山になりました。
うーん、これ、残雪期の登山じゃないよなあ。。。

道はいったん緩やかな傾斜となって弘法清水の小屋にでます。

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小屋開けの作業はすんでいるよう。入口までの雪かきがされていましたが、この日は無人。

ここから頂上までCT25分。
ちょうど下山してきたグループに尋ねると特に危険個所はないとのことだったので、とりあえずゆっくり進みます。

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ますます強くなる風と吹き付ける雪にテンションダダ下がりのころ。

午後から晴れるという天気予報と、ほんのすこしずつですが明るくなっているような気がする、その感覚を信じて、とにかくめいっぱいゆっくり登ります。
どこかで天気を待つのはこの気温と風では不可能。ならば、体が冷えない程度にゆっくりゆっくり進みましょうという作戦です。

登頂!

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とりあえず証拠写真。

しかし、まだまだ厚い雲の中。相変わらず強い風が吹き付けます。
頂上の小さな小屋の陰でカップみそ汁とおにぎりで昼食をとり、天気の回復を待ちます。
ほんの一瞬、空の一角が明るくなりますが、展望が開ける気配がないので泣く泣く下山します。

下山の途中で徐々に明るくなる視界。

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雲がどんどん流れていつしか青空がみえてきました。

これは、どこかで展望が得られるかも、と、思っていたら

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神様からこんな展望のプレゼントが!

飯豊の山塊、飯森山、そして西吾妻連峰、安達太良山と、東北の名峰がずらり。
そして、眼下に広がる裏磐梯の湖沼群。
山頂の展望はゼロだったけど、でも、大満足です。

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こちらは遠く飯豊の山なみ

いつしか本物の青空になって。

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こちらはクワガタ型の磐梯山のもうひとつのとんがり、櫛ケ峰。

太陽が照りだすと、霧氷がばらばらと降りかかります。

いたっ。あいたーっ。

まっきーとゆっきーの悲鳴が山に響きます。でも、なんだか楽しい痛です。

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中の湯まで戻るころには午前中がウソのようなまったりな景色。

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露天風呂らしき岩風呂です。丸く氷がとけているところは、温泉が湧いているところ。
うーん、ここ、入ったら最高ですね。

振り返ると、山頂が光り輝いて見えました。

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登頂の喜びがこれで倍増! 

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行きとは打って変わってスカッとした青空。

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五色沼の毘沙門沼から見た磐梯山です。
さっきまであの頂にいたなんて信じられない!

1日のうちに2シーズン、ぜんぜん別の山を体験したような気分です。

次回は、すっきり晴れた磐梯山で、あの魅力的な山容をしっかりこの目で確かめたいなあ。


>乗るはずだった新幹線が行ってしまったというところも

前にもあったね~こんなこと(爆

28の朝方は天気の回復が遅かったですね。
視界とトレースのない雪山はやっぱり怖いよね。
午後の劇的なお天気の回復といい、
まさに冬と春を体験だったね。
2013/05/01(水) 14:02:59 | |ぜいぜい #aRYHo2sk[ 編集]
お疲れ様でした
もうアップしてる!

この度もお世話になりました。
山頂展望は残念だったけど、これはまたおいでと磐梯山が言ってくれてるんだね、うん。
だけんじょ下山途中の展望は忘れられないなぁ。と、雪をかぶった磐梯山の雄姿もね。
思い出深い山になりやんした。
ありがとな〜え。また行こな!
2013/05/01(水) 23:54:56 | |ゆき #-[ 編集]

およっ 今回は早いレポや(笑

凄い景色やね、真冬な世界だ。
八方台から登ったんね。
あの日程じゃどっから登るんだろって思ってたんだ。
はい、新幹線事件 私も蘇って参りました(爆
肝が据わってるゆっきーは私と違ってオタオタしないもんな。

磐梯山は私も行きたいなー。
裏磐梯散策、雄国のキスゲうを含めユックリ行きたい。
しかし、GPSは本当ありがたいね。
ココっていう時に頼りになるね
いや、ココっていう時に頼りになるのはユッキーか?
2013/05/02(木) 09:05:17 | |ろび #qIFa0De.[ 編集]

ぜぜさん
>前にもあったね~こんなこと(爆

まあ、一回じゃないところがすごいところだなあ。
われながら。
でも、今回はほんとのほんとのほんとにJRのせいなのよ。

>視界とトレースのない雪山はやっぱり怖いよね。

うん、ま、ヒトのトレースで歩いてるんだけど、ぜんぜん信用できないコース取りで、そして、自分で新しいトレース作る自信がまったくない。
とほほ。
でも、雪山の楽しさって独特だよねー。

ゆっきー
ありがとうね。
こちらこそ、おせわになりやした。

>だけんじょ下山途中の展望は忘れられないなぁ。

んだな。

>また行こな!

これはもう。ぜったいだねー。

ろび
>およっ 今回は早いレポや(笑

最近は頑張っているのだよ。
うふふふ。

>凄い景色やね、真冬な世界だ。

ほんと、高い山じゃなくても、こうなっちゃうとねえ。
ナスもさぞかし、だったでしょう。

>肝が据わってるゆっきーは私と違ってオタオタしないもんな。

うーん、どうだろねえ。
今回は次のでもぜんぜんOKな日程ってのが大きいよね。なんてったって近いし。

>磐梯山は私も行きたいなー。

よし! いこういこう!
すかっと晴れた磐梯山に登ろう!
2013/05/04(土) 17:09:57 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

「テンションダダ下がりのころ」の写真は、雪山経験のない私には「怖~っ」って感じでしたけど、午後の劇的な天気の回復はスゴいですね!
雪の白と空の青さのコントラストが美しいです。登頂おめでとうございました~。
しかし……その熟年夫婦、まきくまさんたちと出会えて良かったですねえ。でなかったら自分たちで引き返す判断ができたかどうか。それも「怖っ」です(^^;
2013/05/06(月) 21:43:56 | |To-ko #-[ 編集]

To-koさま
ほんとうに劇的な変化でした。
それにしても、山頂の展望、くやしいです。
あの複雑な山頂の様子、このめで確かめたかったんですよね。
なるべく近いうちにリベンジしますよ~
2013/05/06(月) 22:31:08 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
モノクロから青へ
グレーばっかしの景色から青空見えたら、ほんまによかったわ~て思うわいな、安心感がちゃうもんなぁ^^でもグレー世界の霧氷もええんよなぁ、出口はどこにあるんやろう緊張感もまた良しですな。
まだ雪を踏めてるのんがええでんなぁ^^
2013/05/10(金) 17:08:04 | |わい #-[ 編集]

わいはん
>出口はどこにあるんやろう緊張感もまた良しですな。

そうそう。自分がどこにいるのかもいまひとつはっきりしないのに、でも、、閉じ込められてる不安感。せっぱつまったところがちょっとあると、思い出が強烈になるよね。
今シーズンはあまり雪踏めなかったので、最後に雪山のプレゼント。これもまた、うれしいよね。
2013/05/11(土) 23:42:04 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
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