まきくま山

まきくま山の備忘録。 山歩き・美味しいもの・愉快な仲間


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サクラ 咲きましたね。
パンダも公開されました。
うれしいな。女の子のシンシンでしたっけ? なんだかやんちゃな顔で、私好みです。
早く会いに行きたいなあ。

という気持ちをちょっとおいといて、この週末は、東日本大震災で被災された方が一時避難しているサッカー場内の施設にボランティアに行ってきました。
今日はその報告です。
ここに書くことについて、かなり迷ったのですが、いま避難所はどんなふうなのか、なにかできることはないのだろうか、とても知りたがっている人はたくさんいる気がして、ためらいを捨てて書いておくことにします。

この施設に関しては、市の社会福祉協議会が早々とサイトを立ち上げ、寄付やボランティア登録を受け付けていました。
「下着が足りないから持ってきて」、「ゲーム機やそのソフトを寄付して」、「自宅で洗濯を引き受ける洗濯ボランティア募集」とか、いま、必要なものについて呼びかけると、瞬く間に反応があって、すぐに品物や情報が集まる、といった感じで、なかなか上手な運営をされています。
そのなかに「待機ボランティア」の募集がありました。「待機ボランティア」とはその日そこにいて、その場で生じた仕事をこなすというもの。すぐに登録したところ、声がかかったというわけです。

土曜日あさ9時に現地集合。受付には都の職員さんがたくさんいて腕章をもらい記帳して中に入ります。
思ったよりもずっと静かで落ちついた雰囲気です。先輩のボランティアさんに施設の中を案内していただきました。スタジアムの一角にある会議室や室内練習場のようなスペースが避難所として使われていました。ざわついた感じもなく、すでに生活のペースもできて、静かな時間が流れているといった印象でした。
(もちろん、被災者のみなさんの居住スペースは立ち入り禁止で私は見ていません)

お仕事はなにかなあ。と、思っていたら、その名の通り、ほとんどが「待機」でした(笑)。
ただ、こういった場合、ボランティアのために仕事をつくることが職員の仕事になってしまう、なんてことが起こりがちなので、とても健全な運営だと思います。

避難所のロビーには多くの人から寄せられたと思われる衣類や生活用品などの物資が分類されておかれていました。つまり、もう、今いる方にはいきわたっているということ?そして、パンや果物など都が用意した食料品が箱いっぱいに並んでいました。食事に関しては、さまざまな飲食店が交替で炊き出しにいらしているようで、メニューは日替わり、魅力的なものが並んでいます。ちなみに土曜のお昼ごはんはタコライスでした。コンビニおにぎり持参の私にはちょとうらやましかった。
さらに、近隣の商店街などから食事や理容・美容などの無料チケット、電車やバスの切符も配布されています。
サッカー教室からお花見の招待、プロレスのチケットに浅草ツアーや、上野動物園ツアーなど、無料のイベントもりだくさん。避難所内にはリラクゼーションルームも設けられ、マッサージのプロがボランティアとして出張してきてくれています。私たち待機ボランティアは交替でそれらの受付業務や告知のための張り紙制作などをしました。
ほんとうに、さまざまなものが行き届いている感じでした。ひとつ残念だったのが、電車のチケットが土曜の午前中になくなってしまい、次に届くのが月曜以降だったということでしょうか。

しかし、商店街から魅力的な無料券が届いても、反応はとても静か、、、 浅草観光もあまり興味をもたれないようで、、、

おそらく今ここに避難しておられるみなさんの関心は、すでにまったく違うところにあるのでしょう。

そう、問題はこれから。
それも、生活設計と展望という、非常に重い問題であることが、いまさらですがよくわかりました。
なのに、学校や住居、なによりも仕事、それらについての情報やコンサルが果たして十分なのかどうか。
お子さんの学校の問題で、故郷の役所に問い合わせた結果をこちらの職員に伝えても、いまひとつぴんとこない様子で困惑顔の母親や、職員に向かって時折声を荒げ苛立ちをあらわにする男性。内容をきちんと把握しているわけではないので、これ以上なにかを述べる任ではありませんが、こんな遠くにまで来て将来のことが見えてこない皆さんの切迫感だけは伝わってきました。
もっとも、行政の対応云々の問題ではなく、そもそもの制度設計にかかわる緊急措置が必要なのだと思います。

施設内では新しく避難所に来られた方の放射線の測定をする光景も見られ、ここには原発問題で避難を余儀なくされた方がいらっしゃることもわかります。
原発のために避難された方たちくらいは、国が責任を持って今後の展望を早く示すべきではないかと思いました。

いま、日本は、誰も経験したことのない事態に陥り、国レベルでも自治体レベルでも、すべてが試行錯誤なのだと思います。物資や設備面では恵まれた東京の避難所でさえこうなのですから、被災地の避難所などはいったいどんな状況なのか、想像するとほんとうに心がいたみます。いや、東京の避難所だからの問題はまた別なところにあるということなのかもしれませんね。

それでも、キティちゃんとダニエルくんが来てくれたりして子供たちは大はしゃぎ。
プレイルームでは若いボランティアスタッフと元気いっぱい遊んでいました。

一つうれしかったこと。
カウンター受付業務の合間に、ボランティアのグループによる健康体操が実施されていたので参加することにしました。
そこで出会ったおばあちゃんのことです。
中華料理店を営んでいたという84歳のおばあちゃん。「だーれもいなくなったから」と、仕方なく店をしまって避難してきたのだとか。福島では、水墨画を習ったり、ダンスをやったり、いろいろな楽しみをお持ちだったそうです。体操もしゃきしゃきとこなし、そのバランス感覚には一同驚くばかり。スタッフとの会話も笑顔でとても楽しそうでした。桃太郎の歌にあわせた簡単な体操の際に、指導の方が、「桃太郎の歌ですが、桃ではなくて、腿をたたきまーす」といったので、私が「なんだ、(足の腿ではなくて)福島の桃じゃないの?」と言ったら、おばあちゃんがいきなり大きな声で「福島の桃はおしいんだー」と始まって、みなで大笑い。そうそう、ほんとおいしいよねー。みんな大好きなんだよ。
前向きで、積極的で、どんなことでも楽しもうというその気力。
きっと、おばあちゃんはずっとそんな生き方をしてきたんだろうなあ。
それはとても尊敬すべきことだと思うし、私も、あんなふうに年をとりたい。

結局、私になにができるのか。
なんだか、無力感が残ったこの土日です。

そうそう、カウンターでいちばん多かった問い合わせ、なんだと思いますか?
一般の方が直接訪ねてこられて、なにかできることはありませんか? なにか足りないものはありませんか? 
というものでした。

もちろん、また機会が与えられれば避難所にお邪魔しようと思います。
いままで見えなかったことが、少しでも見えるようになるために。


マッキーお疲れ様でした。
実際に行動してみることで、見えなかったことが更に見えてくるのですよね。
お山の世界でも行動を起こす方々が増えてきているように思います。
不安を取り除き、一日でも早く生活の基盤が整備されること、目標をそこに持っていけば、やるべきことはだんだんと見えてくるのでしょうね。
2011/04/05(火) 00:28:30 | |ぜいぜい #aRYHo2sk[ 編集]

まっき お疲れ様。

遠く避難されてきた被災者の方々の今の様子がよくわかったとともに
受け入れ側の「何かをやってあげたい」
「こちらでは不便を感じさせないであげたい」
という温かい気持ちもよくわかります。

思うだけでなく行動
そう自分でも再確認できました。
2011/04/05(火) 08:09:10 | |ろび@お仕事 #qIFa0De.[ 編集]

お疲れ様でした。
今回の震災で実に多くの方々が被災された方の事を思われ行動されているのが判ります。
それが、募金やボランティなど形は違えど何か出来る事があればしたい、この思いが本当に良く伝わって来ます。
そのより近い所におられる方が一番その事を判り、また人一倍心苦労されているのでしょうね。
この国の一人として一刻も早い復興を願います。
2011/04/05(火) 20:11:05 | |やまとそば #g6FRH5K2[ 編集]
ま、
 まきさん、お疲れ様でした。
 今日のお手伝い先で、そこの庭にて残土を掘っていたら、隣家のお孫さんの写真が出てきました。 圧倒的に広がる被災地の現実を目の当たりにすると、限りない無力感に苛まれますが、思い出の断片をたまたま見つけたことに僅かながら救われた思いです。
2011/04/05(火) 21:29:14 | |ヨシ #-[ 編集]

返信遅くなりやした。
毎日深夜残業って、若いころはほんとに平気だったけど、もうだめだなあ。
今週のボラは日曜のみ。ま、無理のない範囲で息長くですよね。

ぜいぜいさん
>実際に行動してみることで、見えなかったことが更に見えてくるのですよね。
そうですね。なにが必要なのか、なにをすべきなのか、やってみないと試行錯誤もできないですよね。
どっちかというと、なんだか呆然として落ち込んでいる自分のためってのもあるしね。
目標は、被災者も日常の回復に尽きると思います。ベストは故郷に戻っての日常の回復に決まってるけど、なかなかそうできない場合もあるわけで、それでも、できる範囲の日常の回復をどうはかるかですよね。そして、私たちの目標も日常の回復なのかな。

ろび
とにかく、みんながなにかやれないか? と思っていることがよくわかりました。それが押し付けにならないように、どうしたらなにができるのか、みんなわからないんだよね。
で、ついついおせっかいなことしたりしてね(笑)
でも、できることはしないとね。おせっかいを恐れずに動いてみることも大事なのかもね。
2011/04/09(土) 10:00:41 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

やまとそばさん
コメントありがとうございます!
>募金やボランティなど形は違えど何か出来る事があればしたい、この思いが本当に良く伝わって来ます。
うん、その気持ちは、形はどうあれあたたかいものです。なので、小さいことをあげつらって批判したりするのはやめて、ちょっとぐらい行き届かなかったり、間違ったりしても、試行錯誤でやっていけばいいんじゃないかなとおもいます。
ほんとうは現地にみんなが行って、一気にがれきとか取り除けたらいいのに。。。って、足手まといになるばかりですものね。
>この国の一人として一刻も早い復興を願います。
はい。そう思います。

よしさん
お疲れ様です。
よしさんの体力をばんばんいかしてますね。
無力感。きっと、現地の光景を目の当たりにすると、そうなのでしょうね。
>思い出の断片をたまたま見つけたことに僅かながら救われた思いです。
そう、大切にしてたはずですものね。
思い出は大事です。私もしみじみそう思います。
2011/04/09(土) 10:16:03 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
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