まきくま山

まきくま山の備忘録。 山歩き・美味しいもの・愉快な仲間


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実家の荷物の整理などはじめたまきくまです。
こんばんはー。

いろいろあさっていると、愉快、不愉快、うれし、かなし、さびし。。。爆笑
いろいろな思い出に再会します。

そんななかから、とっておきのひとつを

小学校一年生の夏休みでしょうか。田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に、泊まりに行ったときのこと。ひとり留守番の父から、あらかじめあて先に東京の自宅の住所を記したはがきを日数分渡されました。

毎日お手紙書いてください。

ということだったのでしょう。
では、最初の一枚。

パパ、バスの中のけしきは、とてもきれいだったです ではけしきのことよおしえてあげます。はじめは町でしたがずっといくと川が見えました。そしてトンネルをくぐりました。すこしいって、またトンネルをくぐってから東京タワーが見えました。町がずっとつづいて、はじめて、田が見えました。つぎに山が見えました。そして、とうもろこしばたけが見えました。すこしいくとキャベツバタケが見えました。そして、三かいめのトンネルをくぐりました。トンネルをくぐりぬけるとまつばやしが見えました。つぎにはたけがみえました。山がつづいて、見えました。田が見えて、つぎに山が見えました。パパちょっとすまないけどこれじゃあはがきがたりないからあとのことをかきます。それからもいいけしきでした。そして、きょううみえいったらすのうもおよぎました すのうとってもおよびがじょうずでしたよ。さようなら
八月十四日 ○○りゅうじさま  まきより


新幹線代をケチったのでしょうか。東京駅から母と姉と三人で高速バスに乗ったものと思われます。
窓の景色を必死にみているまきくま嬢、けなげですねえ。
でも、後半、いきなりはしょっているところが爆笑です。
やっぱし、この頃から、どっかゆるかったみたい。。。(汗)
文中にでてくる「すのう」とは、そのころおばあちゃんの家で飼っていた白い犬。海にざぶざぶ入っていく雄姿、いまもはっきり覚えています。

姉と二人、まいにち書いていたはがきを母が大事にとっておいてくれました。なかに一枚、私たち姉妹にあてた父からのはがきが混ざっていました。

まいにちおてがみありがとう。かえってくると ゆうびんばこに ハガキが二枚ちゃんとはいっているので、とてもたのしみです。バスのはなしや、スノーのおよいだはなしや、たかひろくんのこと、とてもよくわかりました。
おとうさんはきょうは日よう日で、ひとりでうちにいてもつまらないので、おくたまの「たかのす山」にのぼってきました。「ゆのまる山」よりはすこしひくいが、こもののうちからよくみえる「ございしょだけ」よりすこしたかい一七三六メートルの山です。あかいかざぐるまのようなフシグロセンノウや、きいろでふねをつったようなキツネフリや山あじさいなどの花がとてもきれいにさいていました。かえりには「おくたまこ」のそばをひとりでどんどんあるいてきました。
とうきょうはよるになるとすこしすずしくなったようにおもいますが、そちらはどうですか。よるはなるべくはやくねむるようにして、びょうきをしないでげんきにあそんできてください。とうきょうでみられないものをよくみて、おぼえてきてください。それからおばあちゃんのおてつだいもしてあげてください。
ピーちゃんはげんきです。かいしゃからかえってくるまでおとなしくまっていてくれます。
おじいちゃんやおばあちゃんや、あきみつにいちゃんによろしく。   さよなら。


ひょえー。お父さん、夏の盛りに奥多摩なんて行ってる。
暑そ。。。
でも、おんなこどもが留守のうちに、ひとりを満喫していた風ですね。ふむふむ。
ひとりでどんどん歩く楽しさが、なんだかにじみ出ちゃってるし。。。やっぱ、あたしのお父さんだわ。
湯の丸山がでてくるのは、その直前にみんなで行ったのでしょう。ございしょだけは、三重県の御在所のこと。父の実家御在所のふもとにありました。
それにしても、父が山の花を好きだったなんて知らなかった。
わたしの大好きなフシグロセンノウがでてきて、とてもうれしかったです。

だがしかし。。。だ。

きいろでふねをつったようなキツネフリ

いやいや、それは、 キツリフネ  ですから(汗)

東京に帰って来てから、このときの山行で七色にぴかぴか光るとかげを見たという話をききました。
それがとってもうらやましくて、とかげの話をなんどもなんどもせがんだことを覚えています。
いまのわたしは、お父さんの何倍もいい景色やきれいな花にあっているような気がするけど、七色にぴかぴか光るとかげにはまだあってない。
あいたいような、あいたくないような。

それにしても、愛されてたなあ。 あたし。     


いいお話だなあ。
私の周りの人は皆家族に恵まれてるなあ。
なんかじーんときました。
私もこういう家族が欲しかったです。
2010/08/10(火) 02:11:29 | |輝子 #juZz/cEU[ 編集]

表玄関からははじめまして。
朝からちょっとウルウルです。
山や花が好きだったり、文章を書くことや表現が豊かだったりするのはやはり御両親の姿や話に何気なくいつもふれられていたからなんでしょうね。
御在所岳は予定していた直後に登山道の崩壊で今だ延び延びになっています。でも急に優先順位が上がってきました。負ばれ岩を間近で見上げたいです。
2010/08/10(火) 08:32:04 | |あたご #YjTMmlic[ 編集]

あったかい話だね。私も小学校の頃は、母の実家に妹とひと夏休み中行っていたっけ。たぶん、うちが忙しかったから預けられたと思うな。
お手紙書きなさいなんて、お父さんがやさしく言ってくれたら、もうちょっとましな文章が書けるようになっていたかもなのに、返す返すも残念でたまらんよ。
2010/08/10(火) 10:39:10 | |ぜいぜい #aRYHo2sk[ 編集]
キツリフネなのか
お父さんのあったかさが伝わってくるね。

子供の時には解らなかったことが
大人になった今よーくわかるようになってきたよね。
なんかねー
>とうきょうでみられないものをよくみて、おぼえてきてください
ってとこ ジーンとくるなv-352
今でも山に入った時の観察力ったらすごいもんね。
苔かたっぱしらから撫でまくりだし。

見えたものを片っ端から書き上げるあの子供の頃。。。
成長したなぁ~ ねーちゃん嬉しv-406
2010/08/10(火) 12:42:52 | |ロビン@会社 #qIFa0De.[ 編集]

素敵なおてがみだねぇ。心がじわんと温かくなりました。
お母さんも気に入っていて、大事にとっていたんだろうね。
まきさんは小さい頃から、好奇心旺盛だったんだねー。文書くのも上手だなぁ。
お父さんのお手紙もとっても素敵!お返事書いてあげるって、優しいお父さんだねー。山のはなし、うれしいね。お父さんが眺めてた景色がみえるね。隙間をみつけて山って、しかも夏の奥多摩って、お父さんも山がとってもすきだったんだねー。なんか、うれしいね。

キツネフリ…お父さんに親近感(^^;)
2010/08/10(火) 12:43:31 | |まゆた #LkZag.iM[ 編集]

まきくまさんのも、お父さまのも、いい手紙ですねえ。
「パパちょっとすまないけど」のくだりを読んだお父上の、
楽しそうな顔が想像できるようです。
そんなだから、きっとこんなステキな返信が書けたのでしょう(^^
メールばっかで済ませてないで、久しぶりにお手紙書きたくなりました。

愛されてた(る)ってわかっていても、それを改めてしみじみと
確認できるのって、やっぱシアワセなことですねv-238
2010/08/11(水) 21:52:18 | |To-ko #-[ 編集]
な、
 七色に光るトカゲ、それたぶん拙者の地元では「かなへび」と呼ばれてた種類と思いまふ。
2010/08/12(木) 15:33:01 | |ヨシ #-[ 編集]

お父様が若かりしころは奥多摩の夏は、今より涼しかったのかもですね。

いつか一緒に登ろうね。御在所岳。
2010/08/12(木) 20:53:45 | |びすこ #-[ 編集]

七色にひかるトカゲは、ついこのまえ、南高尾と城山でみましたよ。
2010/08/13(金) 18:22:01 | |監督@中○アフ○カ #yZfxqMi2[ 編集]

テルちん
>私の周りの人は皆家族に恵まれてるなあ。
ほえ?
そうなん。まあ、自分では恵まれたと思ってるけど、普通でないかい?
>私もこういう家族が欲しかったです。
そ、そ、そんなあ。
テルちんのうちも、なんかいい感じかもしてるじゃん。お母さんの誕生日とか、いっつもなかよく食べにいってるよねー。

あたごさん
コメントありがとうございます。
>山や花が好きだったり、文章を書くことや表現が豊かだったりするのは
>御両親の姿や話に何気なくいつもふれられていたからなんでしょうね。
豊かかどうかはちょっとギモンですが、やはり、親ですものね。影響大ですよね。
ついでに、おっちょこだったり、おせっかいだったり、きむずかしかったり、なんかもろももろ影響大ですよねー。
そうそう、虫きらいなのは、完全に母親のせいです。
御在所岳、私は歩いて登ったことがないんです。行ってみたいな。きっと、父にとってはとくべつなとくべつな山だったはずだから。

ぜぜさん
>たぶん、うちが忙しかったから預けられたと思うな。
あはは。そうそう、そういう大人の事情ってありますよね。大人も子どもも夏休みは日常と離れてそれなりにリフレッシュ。こどもがいないってことは、まあ、さびしいかもだけど、なにかしらうきうきしたところあるんじゃないかと思います。
>お手紙書きなさいなんて、お父さんがやさしく言ってくれたら、
>もうちょっとましな文章が書けるようになっていたかもなのに、
>返す返すも残念でたまらんよ。
そっかー。親が忙しくて田舎に預けられてたら、もっとたくましくぜぜさんみたいになってたはずなのに、残念でたまらんのお。 うきき
2010/08/13(金) 20:27:14 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

ろび
>子供の時には解らなかったことが
>大人になった今よーくわかるようになってきたよね。
なんかねー
そうだねー。
わかる頃には、もうね。
残念だなあ。
このところね、母のことよりも父のこと思い出しちゃって。父なら、お母さんいなくなって、どうしたかなあ、なんて。母よりずっと前に死んでるのにね。
>とうきょうでみられないものをよくみて、おぼえてきてください
>ってとこ ジーンとくるな
え、そこ? 
そこ、ぜんぜんそういうとこじゃないと思うけどなあ。人によるんだね。
>苔かたっぱしらから撫でまくりだし。
あれは、だって、気持ちいいもんね。
>見えたものを片っ端から書き上げるあの子供の頃。。。
いやいや、私は、これ、ちゃんと作戦な気がするのよ。かなーり、ませた子どもだったからさ。
つまり、ウケねらい。
>成長したなぁ~ ねーちゃん嬉し
うん、漢字の数は圧倒的に増えたな。

まゆぴょん
>お母さんも気に入っていて、大事にとっていたんだろうね。
あ、母の本命はもっと別の手紙だったみたいよ。若い頃の。ちゃんとお棺に入れてあげました。
>お父さんが眺めてた景色がみえるね。
うん。見えるみえる。
どの道かなあ、なんてかんがえちゃった。
>隙間をみつけて山って、しかも夏の奥多摩って、お父さんも山がとってもすきだったんだねー。
そうねー。とっても好きだったと思う。お出かけ、といえば山だった。それもね、奥多摩とか奥武蔵ばっかり。ほんとはアルプスとか、行きたかったろうね。なのに、子どもにつきあってたんだろうなあ。
>キツネフリ…お父さんに親近感(^^;)
う。。。。 それは、ちょっと、娘として。。。。

うそうそー

To-koさん
>「パパちょっとすまないけど」のくだりを読んだお父上の、
>楽しそうな顔が想像できるようです。
これ、ほんとおかしいですよね。
だいたい、この言葉遣いが昔風でおかしい。
>メールばっかで済ませてないで、久しぶりにお手紙書きたくなりました。
そうですね。それに書いた字って、いいですね。見てると、まだそこにいるみたいな気分になれますよ。ぜったいに、なんか宿ってると思う。
>シアワセなことですね
ありがとう。なんだかTo-koさんのこの一文で、ほんとにそうだなあ、って、気づきました。
To-koさん、ヨノもね、きっと愛されてるって知ってたから、よけいにせつなくて、探しにいったんじゃないかなあ。
どうしても、気持ちの整理がつかないことがあっても、それはそれ。それでも、大好きだったとか愛していたってことにはかわりはないんじゃないかな、って思いました。
ま、やりきれないことや、わりきれないことは、いつまでたっても、やりきれないんですけどね。
なんて、なに言ってんだかわかんなくなってきましたよー。
2010/08/13(金) 20:43:44 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

ヨシくん
>七色に光るトカゲ、それたぶん拙者の地元では
>「かなへび」と呼ばれてた種類と思いまふ。
そうなの? カナモノみたいだから?
でも蛇じゃなくてとかげなんだけどね。
カルティエとかのブローチになりそなやつだよねー。
やっぱ、見てみたいなあ。

びすちん
>奥多摩の夏は、今より涼しかったのかもですね。
そかー。そうかもです。
今みたいに30度台後半なんて、なかったよね、街でも。
暑い日で30度だったもの。奥多摩あたりなら、もっと涼しかったかもですね。
>いつか一緒に登ろうね。御在所岳。
うん。ぜったいね。

監督さま
>七色にひかるトカゲは、ついこのまえ、
>南高尾と城山でみましたよ。
え? ほんとですか?
なんだろ。夏のものなんでしょうか。
では、夏に高尾とか奥多摩とか行けばいいのかな。
そう、きっと、そんなにめずらしいもんじゃないはずですものね。
見に行かなくっちゃー
遠くから、わざわざありがとうございます! そこ、暑そうですねー (でもないか)
2010/08/13(金) 20:49:47 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]

まきくまさん、こんばんは。
まきくまさんのお便りも、お父様のお便りも、どちらも読んでいて、ほのぼのしてきます。(^^ゞ
まきくまさんの文章や、そしておそらく性格も、多分にお父様譲りなのでは、という気がしてきました。

で、キツネフリ、こっちの方が言い易いですねぇ。
何かの拍子に、ぽろっと口からこぼれ落ちそうです(笑)。
2010/08/14(土) 01:09:07 | |アランチャ@白山帰り #Toq/Ej/c[ 編集]

>そこ、暑そうですねー 
私もそう覚悟して来たんですが、雨期は涼しくて朝晩はTシャツ一枚だと肌寒いくらいです。日本の猛暑から逃がれられてラッキーですわ。
2010/08/14(土) 02:05:41 | |監督@中○アフ○カ #yZfxqMi2[ 編集]
重いで~
オヤジさんとの山での 思い出 沢山有るのですかな
僕は 一番思い出に なっているトコ(鏡平)を 名刺の写真に 使用しているんです
休みが なかなか 合わないかもですが こちら(御在所等)へ 来られる時は 声をかけてね~
最寄り駅まで 伺いますよぉ
麓の蕎麦屋も探してあります
2010/08/14(土) 08:58:09 | |岐阜ぺんぎん #-[ 編集]
ありがとうございます(^^
まきくまさんの返信コメント読んで、また泣いてしまいました。ダメダメ~
気持ちの整理は、きっとずっとできない気がします。
それでも生きていかなきゃですもんね。どうせなら楽しくね♪

そうそ、七色トカゲとはいきませんが、私もこないだ(8/1)、高尾山で
キレイなトカゲ見ましたよ。「いいよ~キレイだね~ちょっと尾っぽ
見せてみようか~」と声をかけると止まってポージングしてくれて、
写真撮り終わるまでじっとしていてくれるイイ子ちゃんでした♪
2010/08/15(日) 23:10:58 | |To-ko #-[ 編集]

アランチャさん
こんばんはー
>まきくまさんの文章や、そしておそらく性格も、多分にお父様譲りなのでは
文章はたぶん似てます。よく、リズムってことを言われました。声に出して読んでみて引っかかるところがあったらダメって。父の書いたものは、とても読みやすかったですねー。
キツネフリ、じつは最初間違ってるって気がつかなかったの。語呂がいいですよね。
ふふふ。もしも、もしも、わざとだったら、我が父、さすがです~こっちの方が

監督さま
>雨期は涼しくて朝晩はTシャツ一枚だと肌寒いくらいです。
ふむふむ。なーる。
最近は、シンガポールよりも日本のほうが暑いって。
たいていのところが、避暑地に思える幸せな日本です。


岐阜ぺんぎんさん
山の思い出はたくさんあるよな、ないよな。子ども頃に行っただけなのでね。山を意識するようになって一緒にいった唯一の山が雲取ですね。まだ、石尾根に花が咲き乱れる時代でした。
鏡平、お父様といらしたんですね。
>麓の蕎麦屋も探してあります
ほお、おいしいとこあるんですねー^^

To-koさん
実は、私も母に対して、罪の意識みたいなものがあって、それはもうぜたいに割り切れないものだと、思ってます。たぶん、整理がつかないと。
七色トカゲ、調べてみたらどうもニホントカゲの幼体みたいですねー。
>「いいよ~キレイだね~ちょっと尾っぽ
>見せてみようか~」と声をかけると
かなり、あやしいですよ。
なんかTo-koさんのイメージ、めっちゃ私のなかで。。。。。
いや、やめときまあす(笑)
2010/08/19(木) 01:35:04 | |まきくま #E5Upi6Fk[ 編集]
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