ほっこり、まったりする山は大好きだけど、
未知の世界に挑戦したいときもある。
いやいや、そんな大それたことではないんだけど、
今までの経験よりもちょっと上行く山をやってみたい、
困難かもしれないけど、できたらうれしいな、、、、そのくらいの挑戦なんだけどね。。
未知の世界に挑戦したいときもある。
いやいや、そんな大それたことではないんだけど、
今までの経験よりもちょっと上行く山をやってみたい、
困難かもしれないけど、できたらうれしいな、、、、そのくらいの挑戦なんだけどね。。
冬の八ヶ岳はわたしにとって、そんなささやかな挑戦のフィールドでした。
山登りは、季節、天候、コース、同行者、さまざまな条件によってグレードが大きく変わります。なので、挑戦の内容もグレードもほんとうにそのときどき、さまざまなんですけどね。

ほっこりクリーム雪はみんな大好き!
そんなちょびっと挑戦の山登りをしてきましたよ。
1月成人の日の連休。高見石小屋でどぶろくオフが企画されていました。なんやかやあって直前まで予定が定まらなかったのですが、木曜の夜、最終的にオフ参加を決意。
ご近所さんのたけさんに車に乗っけてください、とおねだりメールを送ってみる。たけさんは、いつも単独で歩くのが好きなので、これもまあ、いわゆるひとつの挑戦ですね。
意外なことにあっさりOK。
さて、どんなルートで行きますか? ということになりました。
天気予報や楽しさや、どぶろくを気持ちよく呑む方法やいろんなことをなんやかや総合した結果、初日に早出で天狗アタック!
ということに。
これ決まったのが前日の昼すぎ。。。をいをい、そんなでいいのか? なつっこみはおいといて。
これまた、なんやかやで予定が決まっていなかったはっしーが、天狗にいくなら、と急遽参戦となりました。
このひと、意外なことに、呑みにいくだけの山はだめなんだそうです。下界で呑みすぎるとそんな境地に至るらしい。
というわけで、ここに、凸凹凸な天狗隊が結成されました。

八ヶ岳名物の縞枯れの中で
まきくまの天狗岳登頂経験は、、、うーんとね、今、ムリヤリ思い出してみると、、、
6月、7月、10月、11月(3回か4回)、12月(2回)とけっこう多いのですが、
年越していわゆる厳冬期にさしかかった頃の天狗は初めてです。これが挑戦その1
その昔八ヶ岳はどう転んでも1泊以上の山だと思ってました。その頃は、初日は山ろくの小屋に入るまで、CT3時間ちょっとの歩きで精一杯でした。ま、もっともその頃は電車で行ってた、てのもあるんですけどね。まあ、かくいうまきくまも夏なら日帰りOkなところまでは成長しましたが、雪があるのに、その日のうちに、頂上まで一気になんて、あーた、そんな。これが挑戦その2
今まで冬山の天狗はガイド山行だった。いろいろ習いながら、ある意味判断全部ゆだねての山行でした。でも、今度は違う。私よりは体力はもちろん総合的な実力も数段上のお二人と一緒ですが、ま、言ってみれば対等な仲間。自己責任の重みがちと違う。というわけで、これが挑戦その3
大げさな、、、と思う方も多いと思いますが、まきくま的にはかなーり緊張してました。
前日はめずらしく日付変更線の前に就寝。荷作り万全。おにぎりさんに入れるしゃけまでちゃーんと焼いて、ラップにくるみベッドに入ります。
で、興奮で眠れません!!! なんちゅうこっちゃー。
と、なんだかぎらぎらしていたのは、たぶん、おそらく、11:30から11:35の間くらいで、そのあとは明け方3時過ぎまで深い眠りにつきました。
しっかり起きて、朝ごはん用にたきたてご飯のおにぎりさんを3人分にぎります。たぶんいろいろお世話になりそなので、ちょっとごますりすりです。
たけさんが、起きろメールをくれたときにはすっかり起きていたしっかり者のまきくまなのでした。
やはり「挑戦の朝」は心がけが違うね。えっへん。
天気予報ではよかったはずの天気がどうもいまひとつ。早出はしてみたものの、これどうなのよー、な空模様のもと中央道を走ります。
ところが、ICを降りて渋の湯に向かう途中で美しい八ヶ岳のシルエットがくっきり。3人のテンションは一気に上がります。阿弥陀はやはりかっちょええだの、西天狗の向こうにちょこんとあるのは中山かだの、いやなんとかの頭だの、もう話題の中心は八ヶ岳一色になります。
こういうアプローチって、ひとりより、ふたり、ふたりより3人のが盛りあがりますね。ぜったい。
渋の湯駐車場はすでに車が7−8台。和歌山ナンバーまでいたりして、関東もんとしてはちょっと鼻が高いです。
スパッツはいて、帽子かぶって、サングラスして、でも汗かきなのでアウターは中にしまって、準備完了。はっしーから雪山だから、とビーコンを渡されます。
い、いつの間にこうたん?
とびっくり仰天。使い方を簡単に聞いて、つけてみたらなんかストラップが足りん。私のほっそい胴にまわらん、と文句いうたら、前回関西の鉄砲玉がつけていたことが判明。どうりで……。
道具も技術も心構えも、手探りながら1歩1歩ステップアップしてる仲間を見ると、なんか感慨深いものありますね。
さて出発です。
本気山のとき、なにより一番苦手なのが歩き出し。自分の体が慣れるまでにペースを無理に上げると一日つらいことになる。ここはひとつわがままを言って、先頭を歩かせてもらうことにします。つづいてはっしー、しんがりをたけさんの順です。
たけ小屋のなかでも、たぶん、勝手気ままのトップ3が揃ってるのに自然と一緒に歩いていくことになりました。各自のペースでいって、早くついたものがどこかで待てばいい、ちょっとくらい無理しても、ばてたらどこかで休めばいい、夏ならそれもいいけどね。なんかあっても、登山道でゆっくり休むなんて、そんなことできないのが冬山なんだよね。
ちょうど同じ頃にでたのが3パーティ。テント装備の女子ふたり、小屋泊らしいおじさんふたり。こちらは遅いですから、と先に行ってもらったら、これが歩き出しに最高なまったりペースで、自分でペースをつくるよりずっとらくちんだし、すっかり余裕がでました。リラックスした、その結果、、、3人の能天気なおしゃべりが森にこだますることに…… ぴたりと後ろにくっついた上に大声でしゃべり続けて、ほんとうにごめんなさい。

前日は雨だったらしく、雪はそれほど多くないです
先行パーティが休憩に入ったところで前に出て、そこからは少しペースを上げる。歩き出しは凍っていたけれど、あとはずっと歩きやすい雪道だったのでアイゼンもなし。脚は軽いし雰囲気は最高だし人はいないし。もうこんな楽しいことはない。
快調に歩いていたら、すってーんとやりました。
ああぁ、みたいなタメイキが二人の口から漏れ、ここでころぶかなあ、みたいな述懐が入り……。
ああ、この人たちマジで不安になってるのかも、と思ったら、もう2度ところぶもんか、と気を引き締めて進むのでした。
事実、それ以来一度もころぶことなく、一度も休むことなく黒百合ヒュッテに到着。
汗が凍ってつららになってました(笑)。

黒百合ヒュッテのあたりから両天狗を仰ぎ見る。この頃はかろうじて青空が
黒百合から天狗までは1時間ちょっと。
それでも、ここからが雪山本番なので気を引き締めて装備を整えます。今シーズン初めての10本歯です。
3人ともにしっかり装備をつくって、ウッドさん風に……
さあ、行こうか!
そう。体があったまった今となってはまきくまが前を行く必要がないので、先頭ははっしーです。だってさ、ルート見ながら歩くのたいへんなんだもん。(超わがまま)
と、1歩ふみだしたら、はっしーの足になにかがひっからまっているではないですか。黒い鉄のぎざぎざに、赤いラバーのついている……ん? かまわず力強い歩みを続けるはっしーでしたが、ちょっとちょっとと呼び止めてみます。
な、なーーんと、
アイゼンはずれとるやん
で、も一度装着。どうやらワンタッチアイゼンのかかとの止め具の調整が緩んでいたらしいのです。ここではずれてよかったねー。とみんなで笑って、今度こそ出発!
しばらくは樹林帯ですが、それでもいちおう尾根筋にあがるので今までとは風の冷たさが違います。ネックウォーマーを引き上げ、フードをかぶり、冬の八つにいる実感がわいてくるのでした。

一番高いところが東天狗の頂上。左の尾根筋を登ります

前の写真のてかてかした尾根筋を歩いています
と、なんだか苦しい……心臓がどきどきするし、ふーっと気がとおくなりそう。あたし、どうしたんだろ?? 左側がきれているところでは、ぜったいにふらつかないように、ぼーっとしてアイゼンをひっかけたりしないように、自分になんども言い聞かせて歩きます。たぶんその意識の途切れるふとした瞬間にこけるんだよね。だから、こんな山では気をぬいかないこと、よけいなおしゃべりをしたり、なにかに気をとられたりしないことが重要なのです。
で、苦しいながら、よく考えてみたら、ネックウォーマーで口を覆ってるからなのでしたー。
おろしたりあげたり、微妙に調整しながら登ります。いつしか道は森林限界を越え目の前に天狗の雄姿が〜
となるはずが、ガスガスです。風がびゅーびゅー吹いてほっぺたやおでこの少しだけでているところにささります。足元は表面がかりかりの雪でアイゼンの爪のあとしかついていないところがあります。
一部急なところをこなしたら、次はカリカリ斜面をトラバース気味に登ります。ここでこけたら、滑落だな。まあ、死にはしないだろうけど、、、。
岩陰に入ると風が少しはましなのでここぞとばかりカメラを取り出して1枚か2枚撮ってみます。

前を行くはっしー。岩陰は風が弱まるのでつい足をとめカメラを出し、遅れててしまう
でも、オーバー手をはずして30秒もすると指先が痛くなってくるのでそうは粘れません。先を行くはっしーに遅れないように、ただそれだけを思って歩きますが、風もガスも撤退してくれる気配がありません。
いままで、ピーカンで無風、ぽっかぽかな雪山しか知らない私にとって、これは挑戦以外のなにものでもありませんでした。
それでも体力的に余裕があったのと、仲間と一緒だから、という心強さが私の体をぐんぐん引き上げていきます。あと少しで頂上。私の雪山経験値、グレードアップ間違いないな。
なんて考えていたら、前を行くはっしーが立ち止まり大きなジェスチャーを交えて
ほんとうに先に行くの?
と聞いています。
なんでそんなこと聞くんだろ、はっしーのこわがり! なんて思ったことは内緒です。
あとで聞いたところ、あの強風のなか、私がほんとうはこわいのに、言い出せないでいるとしたらそれは気の毒だ。。。。と思ったそうです。まあ、本音は別だとしても(笑)、もうあとちょっとなあの状況で、ほんとうにいけるのかどうか、もう一度、自分に、あるいは同行者に確かめるというのはとても大切なことだと思うのでありました。
いっぽうのたけさんです。私の後ろでざくっざくっという力強い足音が途切れたな、と思うとずーっとうしろで写真とってます。その割に、またいつのまにかぴたっとつけてくるあたり、さすがパワフルです。いつもはまきくまがころぶのを待ってるようなたけさんですが、たぶん今日は本気でころばないように見ていてくれてる気がします。というか、うしろにいてくれるだけで、心強いです。
最後は風に立ち向かうような気持ちで一歩一歩すすみ、まあ、終わってみればあっけなく
無事登頂!
うれしくてうれしくて。

とっておきの仲間を授けてくれた神様に感謝しちゃおうかな、と思っていたら、
南側のガスがするするするーっとあがり

そこに南アルプスの美しい山並が現れたのでした

南八ヶ岳の峰峰も少しだけ披露

一瞬だけ見えた西天狗の頂き
たぶん展望が、ほんの0.1秒もなかったとしても、
じゅうぶんに満たされた気分だったのに、
山は、こんなご褒美をちゃんと用意してくれる。

いっそう濃くなったガスの中を下りながら、
神様、まさか一年の運、これで終わりじゃないですよね
と、何回も念を押したことは 内緒にしとかなくっちゃー。 ね。
山登りは、季節、天候、コース、同行者、さまざまな条件によってグレードが大きく変わります。なので、挑戦の内容もグレードもほんとうにそのときどき、さまざまなんですけどね。

ほっこりクリーム雪はみんな大好き!
そんなちょびっと挑戦の山登りをしてきましたよ。
1月成人の日の連休。高見石小屋でどぶろくオフが企画されていました。なんやかやあって直前まで予定が定まらなかったのですが、木曜の夜、最終的にオフ参加を決意。
ご近所さんのたけさんに車に乗っけてください、とおねだりメールを送ってみる。たけさんは、いつも単独で歩くのが好きなので、これもまあ、いわゆるひとつの挑戦ですね。
意外なことにあっさりOK。
さて、どんなルートで行きますか? ということになりました。
天気予報や楽しさや、どぶろくを気持ちよく呑む方法やいろんなことをなんやかや総合した結果、初日に早出で天狗アタック!
ということに。
これ決まったのが前日の昼すぎ。。。をいをい、そんなでいいのか? なつっこみはおいといて。
これまた、なんやかやで予定が決まっていなかったはっしーが、天狗にいくなら、と急遽参戦となりました。
このひと、意外なことに、呑みにいくだけの山はだめなんだそうです。下界で呑みすぎるとそんな境地に至るらしい。
というわけで、ここに、凸凹凸な天狗隊が結成されました。

八ヶ岳名物の縞枯れの中で
まきくまの天狗岳登頂経験は、、、うーんとね、今、ムリヤリ思い出してみると、、、
6月、7月、10月、11月(3回か4回)、12月(2回)とけっこう多いのですが、
年越していわゆる厳冬期にさしかかった頃の天狗は初めてです。これが挑戦その1
その昔八ヶ岳はどう転んでも1泊以上の山だと思ってました。その頃は、初日は山ろくの小屋に入るまで、CT3時間ちょっとの歩きで精一杯でした。ま、もっともその頃は電車で行ってた、てのもあるんですけどね。まあ、かくいうまきくまも夏なら日帰りOkなところまでは成長しましたが、雪があるのに、その日のうちに、頂上まで一気になんて、あーた、そんな。これが挑戦その2
今まで冬山の天狗はガイド山行だった。いろいろ習いながら、ある意味判断全部ゆだねての山行でした。でも、今度は違う。私よりは体力はもちろん総合的な実力も数段上のお二人と一緒ですが、ま、言ってみれば対等な仲間。自己責任の重みがちと違う。というわけで、これが挑戦その3
大げさな、、、と思う方も多いと思いますが、まきくま的にはかなーり緊張してました。
前日はめずらしく日付変更線の前に就寝。荷作り万全。おにぎりさんに入れるしゃけまでちゃーんと焼いて、ラップにくるみベッドに入ります。
で、興奮で眠れません!!! なんちゅうこっちゃー。
と、なんだかぎらぎらしていたのは、たぶん、おそらく、11:30から11:35の間くらいで、そのあとは明け方3時過ぎまで深い眠りにつきました。
しっかり起きて、朝ごはん用にたきたてご飯のおにぎりさんを3人分にぎります。たぶんいろいろお世話になりそなので、ちょっとごますりすりです。
たけさんが、起きろメールをくれたときにはすっかり起きていたしっかり者のまきくまなのでした。
やはり「挑戦の朝」は心がけが違うね。えっへん。
天気予報ではよかったはずの天気がどうもいまひとつ。早出はしてみたものの、これどうなのよー、な空模様のもと中央道を走ります。
ところが、ICを降りて渋の湯に向かう途中で美しい八ヶ岳のシルエットがくっきり。3人のテンションは一気に上がります。阿弥陀はやはりかっちょええだの、西天狗の向こうにちょこんとあるのは中山かだの、いやなんとかの頭だの、もう話題の中心は八ヶ岳一色になります。
こういうアプローチって、ひとりより、ふたり、ふたりより3人のが盛りあがりますね。ぜったい。
渋の湯駐車場はすでに車が7−8台。和歌山ナンバーまでいたりして、関東もんとしてはちょっと鼻が高いです。
スパッツはいて、帽子かぶって、サングラスして、でも汗かきなのでアウターは中にしまって、準備完了。はっしーから雪山だから、とビーコンを渡されます。
い、いつの間にこうたん?
とびっくり仰天。使い方を簡単に聞いて、つけてみたらなんかストラップが足りん。私のほっそい胴にまわらん、と文句いうたら、前回関西の鉄砲玉がつけていたことが判明。どうりで……。
道具も技術も心構えも、手探りながら1歩1歩ステップアップしてる仲間を見ると、なんか感慨深いものありますね。
さて出発です。
本気山のとき、なにより一番苦手なのが歩き出し。自分の体が慣れるまでにペースを無理に上げると一日つらいことになる。ここはひとつわがままを言って、先頭を歩かせてもらうことにします。つづいてはっしー、しんがりをたけさんの順です。
たけ小屋のなかでも、たぶん、勝手気ままのトップ3が揃ってるのに自然と一緒に歩いていくことになりました。各自のペースでいって、早くついたものがどこかで待てばいい、ちょっとくらい無理しても、ばてたらどこかで休めばいい、夏ならそれもいいけどね。なんかあっても、登山道でゆっくり休むなんて、そんなことできないのが冬山なんだよね。
ちょうど同じ頃にでたのが3パーティ。テント装備の女子ふたり、小屋泊らしいおじさんふたり。こちらは遅いですから、と先に行ってもらったら、これが歩き出しに最高なまったりペースで、自分でペースをつくるよりずっとらくちんだし、すっかり余裕がでました。リラックスした、その結果、、、3人の能天気なおしゃべりが森にこだますることに…… ぴたりと後ろにくっついた上に大声でしゃべり続けて、ほんとうにごめんなさい。

前日は雨だったらしく、雪はそれほど多くないです
先行パーティが休憩に入ったところで前に出て、そこからは少しペースを上げる。歩き出しは凍っていたけれど、あとはずっと歩きやすい雪道だったのでアイゼンもなし。脚は軽いし雰囲気は最高だし人はいないし。もうこんな楽しいことはない。
快調に歩いていたら、すってーんとやりました。
ああぁ、みたいなタメイキが二人の口から漏れ、ここでころぶかなあ、みたいな述懐が入り……。
ああ、この人たちマジで不安になってるのかも、と思ったら、もう2度ところぶもんか、と気を引き締めて進むのでした。
事実、それ以来一度もころぶことなく、一度も休むことなく黒百合ヒュッテに到着。
汗が凍ってつららになってました(笑)。

黒百合ヒュッテのあたりから両天狗を仰ぎ見る。この頃はかろうじて青空が
黒百合から天狗までは1時間ちょっと。
それでも、ここからが雪山本番なので気を引き締めて装備を整えます。今シーズン初めての10本歯です。
3人ともにしっかり装備をつくって、ウッドさん風に……
さあ、行こうか!
そう。体があったまった今となってはまきくまが前を行く必要がないので、先頭ははっしーです。だってさ、ルート見ながら歩くのたいへんなんだもん。(超わがまま)
と、1歩ふみだしたら、はっしーの足になにかがひっからまっているではないですか。黒い鉄のぎざぎざに、赤いラバーのついている……ん? かまわず力強い歩みを続けるはっしーでしたが、ちょっとちょっとと呼び止めてみます。
な、なーーんと、
アイゼンはずれとるやん
で、も一度装着。どうやらワンタッチアイゼンのかかとの止め具の調整が緩んでいたらしいのです。ここではずれてよかったねー。とみんなで笑って、今度こそ出発!
しばらくは樹林帯ですが、それでもいちおう尾根筋にあがるので今までとは風の冷たさが違います。ネックウォーマーを引き上げ、フードをかぶり、冬の八つにいる実感がわいてくるのでした。

一番高いところが東天狗の頂上。左の尾根筋を登ります

前の写真のてかてかした尾根筋を歩いています
と、なんだか苦しい……心臓がどきどきするし、ふーっと気がとおくなりそう。あたし、どうしたんだろ?? 左側がきれているところでは、ぜったいにふらつかないように、ぼーっとしてアイゼンをひっかけたりしないように、自分になんども言い聞かせて歩きます。たぶんその意識の途切れるふとした瞬間にこけるんだよね。だから、こんな山では気をぬいかないこと、よけいなおしゃべりをしたり、なにかに気をとられたりしないことが重要なのです。
で、苦しいながら、よく考えてみたら、ネックウォーマーで口を覆ってるからなのでしたー。
おろしたりあげたり、微妙に調整しながら登ります。いつしか道は森林限界を越え目の前に天狗の雄姿が〜
となるはずが、ガスガスです。風がびゅーびゅー吹いてほっぺたやおでこの少しだけでているところにささります。足元は表面がかりかりの雪でアイゼンの爪のあとしかついていないところがあります。
一部急なところをこなしたら、次はカリカリ斜面をトラバース気味に登ります。ここでこけたら、滑落だな。まあ、死にはしないだろうけど、、、。
岩陰に入ると風が少しはましなのでここぞとばかりカメラを取り出して1枚か2枚撮ってみます。

前を行くはっしー。岩陰は風が弱まるのでつい足をとめカメラを出し、遅れててしまう
でも、オーバー手をはずして30秒もすると指先が痛くなってくるのでそうは粘れません。先を行くはっしーに遅れないように、ただそれだけを思って歩きますが、風もガスも撤退してくれる気配がありません。
いままで、ピーカンで無風、ぽっかぽかな雪山しか知らない私にとって、これは挑戦以外のなにものでもありませんでした。
それでも体力的に余裕があったのと、仲間と一緒だから、という心強さが私の体をぐんぐん引き上げていきます。あと少しで頂上。私の雪山経験値、グレードアップ間違いないな。
なんて考えていたら、前を行くはっしーが立ち止まり大きなジェスチャーを交えて
ほんとうに先に行くの?
と聞いています。
なんでそんなこと聞くんだろ、はっしーのこわがり! なんて思ったことは内緒です。
あとで聞いたところ、あの強風のなか、私がほんとうはこわいのに、言い出せないでいるとしたらそれは気の毒だ。。。。と思ったそうです。まあ、本音は別だとしても(笑)、もうあとちょっとなあの状況で、ほんとうにいけるのかどうか、もう一度、自分に、あるいは同行者に確かめるというのはとても大切なことだと思うのでありました。
いっぽうのたけさんです。私の後ろでざくっざくっという力強い足音が途切れたな、と思うとずーっとうしろで写真とってます。その割に、またいつのまにかぴたっとつけてくるあたり、さすがパワフルです。いつもはまきくまがころぶのを待ってるようなたけさんですが、たぶん今日は本気でころばないように見ていてくれてる気がします。というか、うしろにいてくれるだけで、心強いです。
最後は風に立ち向かうような気持ちで一歩一歩すすみ、まあ、終わってみればあっけなく
無事登頂!
うれしくてうれしくて。

とっておきの仲間を授けてくれた神様に感謝しちゃおうかな、と思っていたら、
南側のガスがするするするーっとあがり

そこに南アルプスの美しい山並が現れたのでした

南八ヶ岳の峰峰も少しだけ披露

一瞬だけ見えた西天狗の頂き
たぶん展望が、ほんの0.1秒もなかったとしても、
じゅうぶんに満たされた気分だったのに、
山は、こんなご褒美をちゃんと用意してくれる。

いっそう濃くなったガスの中を下りながら、
神様、まさか一年の運、これで終わりじゃないですよね
と、何回も念を押したことは 内緒にしとかなくっちゃー。 ね。



格好いいッスよ!良いなあ・・・。
>神様、まさか一年の運、これで終わりじゃないですよね
勿論ですよ。これから世界が広がっていくのです(キッパリ!
はっしー、そんなにビーコン何台も持っているの?
すごいなぁ。
よかったね〜!よかったね〜!
小屋に着いたときのまきくまさんの笑顔がとてもステキだったので、いい山歩きだったんだな〜。。。。と実感しましたが、ほんと、レポからもそのときのコーフンが伝わってきますよ!^^
やっぱ、雪の魅力って。。。大きいですね〜^^
ビーコンは2つだけですよ。
しかも馬がくわえてきてくれたし。
あの、実力はボクの方が上ってことはないですよ。
体重はおんなじくらいかもしれんけど・・・。
↑
あのね、テルちゃん
ビーコンに食いつくって・・
まずは、REPOの感想だっちゃ(笑
まっきーの天狗登頂の感動が伝わってくるよねー
にしても、天狗にそんだけ行ってたんか?!
頂上の男衆の後姿がえりゃーカッコよく撮れてるぞなもし。
頼りになる仲間に前後ガッツリフォローしてもらって
女冥利につきるってもんだす。
一歩一歩を丁寧に追う充実したレポに、この山行にかけたまきくまさんの意気込みが伝わってきます。素晴らしい雪面の写真を拝見して幸せを共有させていただきました。やはり雪山は山の醍醐味ですねえ。
>ビーコンは2つだけですよ。
一人で2台も持っているなんてすごいよ!
1台ウン万円もするじゃん。
私は人からお古を安く譲ってもらいました。
>まずは、REPOの感想だっちゃ(笑
えっと、レポの感想ね。
写真、すごいきれいです。私も皆の写真見て、デジイチ欲しくなっている今日この頃。
でも雪山に持っていくのは無理なので、写すのは料理専門だと思うけど。
天狗、無事に登れてよかったね。
次回は単独登頂かな?
良い山行をされましたね!レポがとっても素敵で、最後まで引き付けられました。
ぐいぐい引き込まれるレポでした。
いいお山だったね〜
山頂の写真、すっごくかっこいいなあ。
あんまりピーカンじゃない写真のが味わい深いよね。
かなり達成感あったって言ってましたけど、レポ見て納得ですよ。風も気温も厳冬期っぽさは味わえましたもんね。
ほんとは午前中からどぶろく三昧しか頭になかったけど、こういうのもいいですね〜
でもこの3人で下界で飲むのは、ぜったい危険なことは確かです。3人とも支払いの記憶があいまいって、どゆこと?
夕食の後片付けを終え、
布団乾燥機のスイッチをONにし、焼酎のお湯割りを母の梅入りで飲みながら、まきくまさんのページに来ました。
カリッとした張りつめる空気が伝わってくるレポに読みいってしまい
反対側でデーターを整理している河童に
「顔が怖いで」
と言われ。。
(怖いか?)
私も一昨年の暮れの赤岳を思い出していました。
カリカリの斜面で、12本のアイゼンとピッケルでやっと歩いている感覚。
四国と氷の堅さが違う。
風も違う。高度感も違う。
バランス崩したら終わり。
緊張しました。
しかし、精神面でサポートしあえる仲間だから歩けるのですよね。
雪山は夏とは違う緊張感があります。
たけさんの日記にもありましたように
「いけてる仲間」ですねー。
雪山ステップアップ!私も天狗登頂の感動を味わいたいものです。去年の赤岳に匹敵するレポですね。仲間っていいな!
私も次のステップは天狗をひとつの目標にしています。(今はいろんなことにじっと耐えていますけど、、、。次は天狗と・・・)
まきさん、レポ読んだよー。
いま頃パエリアと赤ワイン飲んでるのかなぁ。。。
わたしたちが天狗に登ったときも、雲の流れで景色が見えなかったり、見えたり。横一列ずらーり南アルプスには、かなり心奪われますね(^^)
だけど、雪山は条件で豹変しますよね。快晴だって強風吹いてたら・・・・(汗)
なんかいつも以上に緊張しちゃうから、すごく精神的にも疲れちゃいます。なんで、微妙な心境になったりもする今日この頃。。。
まきくまさんと同じでもう何回も天狗には登っているんだけど
まきくまさんの写真を見てたら、また行きたくなってしまいました。
でもって自分の挑戦は厳冬期テント泊にしようかな?
この前の奥多摩で寒くて眠れなかったからかなりの挑戦だ(笑)
河童さん
かっこよくはないかも…だって、みんな初心者の雪山としてするっと通過するところだしねえ。
不器用がゆえにこんなれぽになってるだけです。でもね、山って自分の技量、感性しだいなので、天狗でもこんなふうに感じる人がいるってこと、わかってもらえるとうれしいかもです。
照子さん
そっか、ビーコンってひとりひとつ買えばいいんだ。同じやつじゃなくてもさがせるんね。って、なにも知らないわたし。。。
hiroさん
高見石ついたとき、あーhiroだー。って思って、思い切り手ふったのに、なんだか気づいてもらえなくて、人違いかと、、、ちょっとどきどきしましたよー。でも、hiroさんも雪遊びできてよかったよねー。次はぱふぱふかな?
はっしー
何をおっしゃる。もう、完全にぬかれてますよ。、ほれ、はっしーはお若いし。ふふん。で、馬はその後なにかくわえてきた?
ろび
女冥利?? う、うん。そ、そだねー。あんときは、ふたりともイケメンに見えたよー。うんうん、ほんとほんと。
あーん、時間切れ。
いってきまーす。
今晩あたりよいどれ日記うぷ予定だよん。
↑
おぉぉーん ふらめん子〜
スペインからの書き込みかぁ
なんてぐろーばるん
そっちにはフォローしちくりる仲間いないから気をつけあそばせよー
輝子さん
次は単独? まさかー。
って、やってたりして。うんうん、そうかもね。でも、一緒に行ける仲間がいるならやっぱりだれかといくかなあ。もちろん、信頼してる人とってことになるんだろうけどねー。輝子さん、また一緒にいけるといいなあ。
やまとそばさん
おー、おほめの言葉ありがとうございます。
山は、それぞれいつもいいんだけど、思い出深いときってありますよね。今回はそんな山でしたよー。
そうそう、帰りにおいしいお蕎麦のつもりがうどんになり、いつしかラーメンになった不思議な山でもありました。
ぜいぜいさん
ほんと写真って、ちょっと雲とかあって、光もゆらいでてみたいなときのほうがいいですね。このときの写真なかなかいいでしょ。
で、じつは、山頂のはコンデジです。だって、とうていデジイチだせるような状況じゃなかったんだもん。風強くてね。コンデジで精いっぱいどした。
たここ
今回はなかなかの達成感だったよー。だから次の日に展望ありそうだからもう一回いこうかなってちょっと思ったんだけど、なんとなく前日の印象がうすれるのいやで行きませんでした。ぽこんでの雪遊びも楽しかったね。
また機会があったら本気山もおつきあいください。
あ、呑みはね、どうもあの3人がそろうのがよろしくないような気がするよ。気持ちよーく飲めちゃうのよね。でも、私があと1回、はっしーがあと2回おごるんだよね。で、はっしーがおごるときって私にもおごるんだよね。うんうん、そうにきまってる。
tochikoさん
天狗は赤岳みたいに険しくはないんですよ。だからそんなにたいへんじゃないんだけどね、まあ、わたしとしては…という話なのでそのつもりで読んどいてねー。要は自分の感じたことだよね。そういう意味ではほんとうに素敵な経験でした。
かもしかさん
うーん、かもしかさんにも天狗はやさしいと思うなあ。てか、やっぱ気象条件によりますよね。
で、少しは元気になられましたか?
まゆたん
パエジャはね、食べてないよ。バルでつまみばっかかなあ。ここはぜんぜん山が見えないのでつまんないです。うえーん。
十歩さん
わたしも雪のテント計画してますよん。次の挑戦はまさにそれ。今回はちょうどそのステップになりました。あの寒さ、もう忘れてたから、今更ながらびびりましたー。でも、がんばってテントはっちゃうもんね。さて、どうなることやら。
ろび
ふらめん子ってだれやー? 今回は見に行けそうもないなあ。闘牛もシーズンオフだしね。って、すごいべたな想像だな、しかし。
今回はモバイルPC持参なので、しっかりカキコもできるのだ。ふぉっふぉっふぉっふぉー えらいだろー。
酔いどれ日記まだあぁー?
↑わたしもみたーい!
「カルメンまき」の勇士を!
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