雪の赤岳に登る。
それは、お正月にたてた2007年の目標のひとつだった。
ブログ仲間が次々と冬山に挑戦するのを見、美しい写真に見とれ、なんとか私もこの世界に脚を踏み入れてみたい。と、欲求は高まるばかり。
クリックで拡大
中山展望台からの赤岳 29日12時頃
それは、お正月にたてた2007年の目標のひとつだった。
ブログ仲間が次々と冬山に挑戦するのを見、美しい写真に見とれ、なんとか私もこの世界に脚を踏み入れてみたい。と、欲求は高まるばかり。
クリックで拡大中山展望台からの赤岳 29日12時頃
だがしかし、そうそう甘いもんじゃない…だろうこと(ほんとになにがどれだけ厳しいのかは今もってわかってない、と思うんだけどね)は私にもわかる。
ひとりはもちろん、気軽に誰かを誘っていけるようなところではない。
そこで行き着いたのが、ガイド講習だった。そして、冬山初心者講習の舞台となっていたのが、赤岳だったのだ。
実は、まきくまは以前に何度かガイドツアーの雪山講習に参加している。3年前に北横岳〜縞枯山の日帰り講習、天狗岳山小屋1泊講習、つづいて2年前に同じく天狗岳。よって、いちおう(ほんとにいちおう)アイゼンとピッケルの使い方を習ったことはある。
だがしかし、だ。天狗と赤岳の間には大きな大きな違いがある。そのくらいは、容易に想像がつく。だって、登山道のあり方がまったくちがうもの。そして、そういうところでしっかり学習しなければ次のコマには進めない。
ここはやはり、赤岳で講習をうけよう。雪のある山に行きたいなら、それがまず第一歩だ。
そんな気持ちで立てた目標だった。
そのためにピッケルも買い、ホーリーと名づけた。
ホーリーと一緒に赤岳に登りたい。
道具を買うとますます思いは募る。
12月に一度申込みをしたが満員で断念。1月も申込みをしたが、仕事の都合でキャンセル。2月は出張がらみでどうにも忙しく山から遠ざかる日々。
3月も多忙続きで日程が合わず、いつしか赤岳冬山講習の季節は終了……。

ダケカンバの若木は雪のなかで皆一様に頭をたれる
そんな折に、ブログ仲間のオーロラさんから、「赤岳だったらわたしが付き合うよ」という、ありがたいお申し出をいただいた。
オーロラさんは山の会に所属するバリバリのクライマーだ。冬の八つでも、もっぱらバリエーションルートをこなすツワモノ。山の会では後進の指導にもあたっているのだろう。しかし、正直、迷った。一歩間違えば命のキケンのある山行だ。こんな形で、まったく実力の違うものが一緒に行って、いわば一方が一方におんぶに抱っこみたいなことになってしまったら…危険ではないのだろうか。

前日の雪で登山道は最初から最期まで真っ白 29日8時頃
今年の目標だもの。来シーズン、12月に頑張ればいいかな、とも思った。
が、オフ会などで会って話しをしたりするうちに、具体的な日程まであげてくださり、こんな貴重な機会を逃す手はないんじゃないか……と思えてきたのだ。
そこで、ここはひとつ、お言葉に甘えて、でも現地では甘えないように頑張ってみよう! と決心した。そんな話をしたら、同じくブログ仲間のビスターリさんも同行することに。ビスターリさんもアルプスの単独天泊大縦走を軽々とこなしてしまうツワモノ。2年前の冬にやはり赤岳の雪山講習を受けている。
予定は4月21日−22日の週末。金曜は早退の届けを出し、夕方には東京を出発、美濃戸でしっかり眠って、朝早くから入る予定だった。しかし、天気予報は曇りのち雨。ぎりぎり直前まで判断を保留したが、とうとう木曜の夜遅く中止の決定。わたしの実力では、しっかりと条件がそろわなければ絶対に行ってはいけない山なのだ。
一度は中止になった赤岳だが、なんだかあきらめきれないわたし。たまたま3人の予定があいていたGW前半で仕切りなおしになった。
4月30日(月)赤岳登頂決行予定。
ほんとうなら、GW初日の28日から出て、29日に登頂すべきところが、まきくまの仕事の都合でこの日程になった。これにあわせてそれぞれが予定を立てた。

29日はわくわくするよな大快晴
27日(金)
オーロラさん 舟山十字路から単独入山。阿弥陀頂上直下でテント泊。
28日(土)
オーロラさん 阿弥陀南稜単独登攀の予定が朝から吹雪のため断念し、一旦下山して美濃戸から行者に入る。
ビスターリさん 渋の湯から単独入山。吹雪のなか黒百合ヒュッテでテント泊。
29日(日)
オーロラさん ザイルパートナーのキューちゃんの到着を待って、行者から赤岳主稜を登攀。
ビスターリさん 黒百合から天狗〜硫黄〜赤岳鉱泉〜行者と縦走。
まきくま 早朝4時30分に自宅出発。7時30分美濃戸発。前日に積もった雪を踏みしめて行者まで単独入山。
それぞれがそれぞれの流儀でばらばらに行者に集結した。

美濃戸山荘の登山口 29日7時30分
まきくまは、単独が多いので、こういうちょっと緊張する行程のときほど、ひとりでペースを作りながら山に入るのが好き。カラダの調子と山の季節や空気を少しずつ確かめながらぼちぼち歩き始めるのがいい。
土曜は東京でも嵐のような雷雨だった。ふたりはいったい山中でどんな夜をすごしたのだろう。心配なような、ふたりならそれはそれできっと楽しんでいるだろうと、置いてけぼりをくったような複雑な心境で、徐々に徐々に山に浸っていった。

横岳が見えてきた! 29日10時頃
2 ワザを盗め に続く
ひとりはもちろん、気軽に誰かを誘っていけるようなところではない。
そこで行き着いたのが、ガイド講習だった。そして、冬山初心者講習の舞台となっていたのが、赤岳だったのだ。
実は、まきくまは以前に何度かガイドツアーの雪山講習に参加している。3年前に北横岳〜縞枯山の日帰り講習、天狗岳山小屋1泊講習、つづいて2年前に同じく天狗岳。よって、いちおう(ほんとにいちおう)アイゼンとピッケルの使い方を習ったことはある。
だがしかし、だ。天狗と赤岳の間には大きな大きな違いがある。そのくらいは、容易に想像がつく。だって、登山道のあり方がまったくちがうもの。そして、そういうところでしっかり学習しなければ次のコマには進めない。
ここはやはり、赤岳で講習をうけよう。雪のある山に行きたいなら、それがまず第一歩だ。
そんな気持ちで立てた目標だった。
そのためにピッケルも買い、ホーリーと名づけた。
ホーリーと一緒に赤岳に登りたい。
道具を買うとますます思いは募る。
12月に一度申込みをしたが満員で断念。1月も申込みをしたが、仕事の都合でキャンセル。2月は出張がらみでどうにも忙しく山から遠ざかる日々。
3月も多忙続きで日程が合わず、いつしか赤岳冬山講習の季節は終了……。

ダケカンバの若木は雪のなかで皆一様に頭をたれる
そんな折に、ブログ仲間のオーロラさんから、「赤岳だったらわたしが付き合うよ」という、ありがたいお申し出をいただいた。
オーロラさんは山の会に所属するバリバリのクライマーだ。冬の八つでも、もっぱらバリエーションルートをこなすツワモノ。山の会では後進の指導にもあたっているのだろう。しかし、正直、迷った。一歩間違えば命のキケンのある山行だ。こんな形で、まったく実力の違うものが一緒に行って、いわば一方が一方におんぶに抱っこみたいなことになってしまったら…危険ではないのだろうか。

前日の雪で登山道は最初から最期まで真っ白 29日8時頃
今年の目標だもの。来シーズン、12月に頑張ればいいかな、とも思った。
が、オフ会などで会って話しをしたりするうちに、具体的な日程まであげてくださり、こんな貴重な機会を逃す手はないんじゃないか……と思えてきたのだ。
そこで、ここはひとつ、お言葉に甘えて、でも現地では甘えないように頑張ってみよう! と決心した。そんな話をしたら、同じくブログ仲間のビスターリさんも同行することに。ビスターリさんもアルプスの単独天泊大縦走を軽々とこなしてしまうツワモノ。2年前の冬にやはり赤岳の雪山講習を受けている。
予定は4月21日−22日の週末。金曜は早退の届けを出し、夕方には東京を出発、美濃戸でしっかり眠って、朝早くから入る予定だった。しかし、天気予報は曇りのち雨。ぎりぎり直前まで判断を保留したが、とうとう木曜の夜遅く中止の決定。わたしの実力では、しっかりと条件がそろわなければ絶対に行ってはいけない山なのだ。
一度は中止になった赤岳だが、なんだかあきらめきれないわたし。たまたま3人の予定があいていたGW前半で仕切りなおしになった。
4月30日(月)赤岳登頂決行予定。
ほんとうなら、GW初日の28日から出て、29日に登頂すべきところが、まきくまの仕事の都合でこの日程になった。これにあわせてそれぞれが予定を立てた。

29日はわくわくするよな大快晴
27日(金)
オーロラさん 舟山十字路から単独入山。阿弥陀頂上直下でテント泊。
28日(土)
オーロラさん 阿弥陀南稜単独登攀の予定が朝から吹雪のため断念し、一旦下山して美濃戸から行者に入る。
ビスターリさん 渋の湯から単独入山。吹雪のなか黒百合ヒュッテでテント泊。
29日(日)
オーロラさん ザイルパートナーのキューちゃんの到着を待って、行者から赤岳主稜を登攀。
ビスターリさん 黒百合から天狗〜硫黄〜赤岳鉱泉〜行者と縦走。
まきくま 早朝4時30分に自宅出発。7時30分美濃戸発。前日に積もった雪を踏みしめて行者まで単独入山。
それぞれがそれぞれの流儀でばらばらに行者に集結した。

美濃戸山荘の登山口 29日7時30分
まきくまは、単独が多いので、こういうちょっと緊張する行程のときほど、ひとりでペースを作りながら山に入るのが好き。カラダの調子と山の季節や空気を少しずつ確かめながらぼちぼち歩き始めるのがいい。
土曜は東京でも嵐のような雷雨だった。ふたりはいったい山中でどんな夜をすごしたのだろう。心配なような、ふたりならそれはそれできっと楽しんでいるだろうと、置いてけぼりをくったような複雑な心境で、徐々に徐々に山に浸っていった。

横岳が見えてきた! 29日10時頃
2 ワザを盗め に続く



目標に向かってひとつひとつ難問をクリアーしていく様子がよくわかります。
それだけこの目標に真摯に向き合っているまっきーの気持ちが伝わってきました。
これが本当のまっきーなのか?って思わせるような文章にただただ読み進みました。
ステキだなぁ〜〜。
そのためにピッケルも買い、ホーリーと名づけた。やさしいみなさんに
ボッケルと名づけられた。
わ、意外と早く終わっちゃったぞ。こりゃ今日中に第二章ですな。
私も、皆で集まる時って、このばらばら〜と現地に集まるのが大好物なのです。いいですよね、また1人また1人と集まってくる感じがね。
まきくまさんも冬山志向強くなってきてるんですね。冬山の荘厳な姿は皆が魅入られちゃうものですもんね。
次章楽しみにしてます。
>
やさしいみなさんにボッケルと名づけられた。まっきーはピッケルを杖がわりでなく、
ちゃんと本来のピッケルの使い方でホーリーを使ってましたよ。
今後、ちゃんとホーリーと呼んであげてください
でも・・・ボッケルもかわいいと思うんだけどなー。(しつこい?)
まきさん、予告とおり怒涛のレポあっぷっぷですねー。エライ!まずはこちらからコメントさせていただきますね。
ホーリーを購入されてからの過程、全部知ってたわけじゃないのですがブログをとおしてみていたので、まきさんの赤岳に対する思いを感じておりました。だから、夢が叶って、わたしもうれしかったです。しかも、あの大展望!よかったですねー
今回のレポで、まきさんの新しいことに挑戦するまでの心構えがよくわかってうれしかったです。まきさんはよいお友達に出会えて幸せものですね(^^)
木曽駒さん
>これが本当のまっきーなのか?
うんうん、そうなんよー。知らなかった? っていうかですね、今回はちょっと真剣だったんで、ちゃんと書かないとオーロラさんに失礼かなと思って……なわけです。でも、なんか、ちと大げさになっちゃったかなあ。でも、でも、きっと雪山に大げさは、、ないよね。
はっしー
ついついボッケルといってしまうのは、あなただけではありません。燕でも気がつくとみんなボッケル扱いだったよね。ま、それはそれでいいんだけどさ。本名はなんてったって大黒屋ホーリー金剛左衛門ですからね!
たここ
>こりゃ今日中に第二章ですな。
ふふん、どおよ、昨日ぜーんぶあっぷした私ってけっこうすごくない? うっとりだわ〜
>私も、皆で集まる時って、このばらばら〜と現地に集まるのが大好物なのです。
そうなのよね。大好き。だから尾瀬のオフとか楽しかったよね。ま、みんなで歩いた高見石も最高だったけどね。
輝子さん
>ちゃんと本来のピッケルの使い方でホーリーを使ってましたよ。
んだんだ。輝子さんは歴史の証人だ。
まゆぴょん
>でも・・・ボッケルもかわいいと思うんだけどなー。
まあね。実をいうと、ちょっと気に入ってたりして〜